出版社内容情報
UMLを覚えても、そこらかJava言語による実装に落とし込むのまでには長い工程が必要です。本書はユニファイドプロセスに準拠して、要求仕様として定義されたシステムの開発要件を元に、さまざまなテクニックを経てJavaのプログラムに落とし込むまでの作業を詳細に解説しています。
「入門編」の本書は、オブジェクト指向開発に必要な前提知識を概観した後、静的モデリング(クラスの定義)と動的モデリング(クラスの責務=メソッドの抽出)、そして静的モデルと動的モデルの連携(Javaプログラミング)の過程を紹介します。実務のシステム開発に耐えられるレベルの高い内容ですが、多くの図版を使って説明していますので、複雑なモデリングも視覚的に理解できます。
内容説明
本書は、以前刊行した「やさしいUML入門」をベースに、実務に適用できる、より詳細な情報を提供することを目的にしている。「やさしいUML入門」では、詳しく触れていない、オブジェクト指向のモデル体系について詳細な解説を行っている。
目次
第1章 オブジェクト指向とはなにか
第2章 オブジェクトモデルの世界
第3章 オブジェクト指向開発とはなにか
第4章 UMLの基本
第5章 静的モデリング
第6章 動的モデリング
第7章 静的モデルと動的モデルの連携
著者等紹介
浅海智晴[アサミトモハル]
1985年立命館大学理工学部電気工学科卒業。同年、富士通(株)入社。UNIXワークステーション/サーバのOS、分散基盤、Web基盤の開発に従事。2001年10月に独立、浅海智晴事務所を設立。現在はオブジェクト指向、Java、XMLを中心に活動を行っている。オープンソース・ソフトウエアの作者として、Java言語による「Relaxer」(RELAXベースのXMLスキーマ・コンパイラ)、「SmartDoc」(XMLをベースにしたドキュメント生成ツール)などの開発でも知られている。Javaをベースにしたオブジェクト技術に関するWebサイト「じゃばじゃば」を主宰
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いくみ