出版社内容情報
“3 amigos”によるUML2.0解説書の決定版!
UML(the Unified Modeling Language=統一モデリング言語)は、ソフトウェア主体のシステムの成果物を、ビジュアル化し、仕様化し、構築し、文書化するためのグラフィカルな言語として、事実上の業界標準となっています。現在広く用いられているUML2.0では、以前のバージョンよりも、言語の扱う範囲を拡張し、よりビジュアル性を高めました。UMLが備えている表現力を用いれば、企業情報システムや分散Webアプリケーションから、リアルタイム組み込みシステムまで、あらゆるシステムのモデリングに大きな力を発揮するでしょう。
本書は、UMLの開発者たち(3 amigos)によるUML解説書『UMLユーザガイド』(※)を、最新のUML2.0に準拠して書き改めた改訂版の翻訳です。UMLを一通り概観するところからはじめ、新しい概念や考え方を紹介しながら、徐々に言語全体を解説します。また、さまざまなアプリケーションドメインにおける複雑なモデリングへのUMLの適用法も説明します。
旧版と同様、UMLの詳細を漏れなく包括的に、また例を用いて分かりやすく扱っています。そして、全体を通じてアップデートし、UML2.0で求められる考え方や使用法への変更を反映していますので、開発者には必携の書といえるでしょう。
(※)本書邦訳の初版は、『UMLユーザーガイド』(1999)として出版されましたが、第2版では、本文との表記統一のため『UMLユーザガイド』といたしました。
目次
第1部 はじめに
第2部 構造モデリング:基礎編
第3部 構造モデリング:上級編
第4部 振る舞いモデリング:基礎編
第5部 振る舞いモデリング:上級編
第6部 アーキテクチャのモデリング
第7部 まとめ
著者等紹介
羽生田栄一[ハニュウダエイイチ]
東京深川生まれ。富士ゼロックス情報システムでXEROX PARCの技術とくにSmalltalkとオブジェクト指向に出会い、それ以降、世界のあらゆる事柄をモデリングすることが趣味かつ仕事に。OO‐CASEツールの研究開発やOOシステム開発のコンサルティング・メンタリング・教育に携わり、2000年より豆蔵取締役。オブジェクト指向や開発プロセス、UML、パターン、ビジネスモデリング等に関連した活動を広く行なっている
越智典子[オチノリコ]
大阪大学文学部文学科卒業。大阪出身。株式会社オージス総研にてオブジェクト指向技術に携わった後、2001年、同社を退社。以降、フリーランスの翻訳者として活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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