実践UML 第3版―オブジェクト指向分析設計と反復型開発入門 (第3版)

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  • サイズ B5判/ページ数 728p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784894716827
  • NDC分類 007.61
  • Cコード C3004

出版社内容情報

 本書は、OOA/D(オブジェクト指向分析/設計)の案内書として世界各国で翻訳され、高い支持を得てきた『実践UML』の改訂第3版です。OOA/Dおよび反復型開発の関連事項について実践的な解説をおこない、UMLやパターンを実際の開発で活用していく方法を学びます。開発プロジェクトの現実的な進行と要求仕様を想定しながら分析/設計を取り上げていくので、UMLの単なる表記法の学習ではなく、良質な設計、UP(統一プロセス)のアジャイルなアプローチ、適切なモデリング、実践的なデザインパターンなどを含め、OOA/Dを包括的に身につけることができます。
 第3版では、UML 2.0への更新、ケーススタディの追加、反復型で進化型の開発をうまく進めるためのヒントの追加、学習支援資料の追加と手直し、アジャイルやXP、テスト駆動、リファクタリングへの対応などをおこなっています。

【目次】
PART 1 序 論
 第1 章 オブジェクト指向分析/設計
 第2 章 反復,進化,アジャイル
 第3 章 ケーススタディ
PART 2 方向づけフェーズ
 第4 章 方向づけフェーズと要件フェーズの区別
 第5 章 進化型要件
 第6 章 ユースケース
 第7 章 さまざまな要件
PART 3 推敲フェーズの反復1 -基礎を中心に
 第8 章 反復1-基礎
 第9 章 問題領域モデル
 第10 章 システムシーケンス図
 第11 章 操作契約
 第12 章 要件から設計へ-反復的に
 第13 章 論理的アーキテクチャとUMLパッケージ図
 第14 章 オブジェクト設計へ向けて
 第15 章 UML相互作用図
 第16 章 UMLクラス図
 第17 章 GRASP: 責任をもとにしたオブジェクトの設計
 第18 章 GRASPパターンを使ったオブジェクト設計の例
 第19 章 可視性の設計
 第20 章 設計からコードへのマッピング
 第21 章 テストドリブン開発とリファクタリング
 第22 章 UMLツールとブループリントとしてのUML
PART 4 推敲フェーズの反復2 ――パターンを中心に
 第23 章 反復2――パターンの追加
 第24 章 分析の迅速な更新
 第25 章 GRASP: 責任をもとにしたオブジェクトの設計
 第26 章 GoFデザインパターンの適用
PART 5 推敲フェーズの反復3-中級のトピック
 第27 章 反復3-中級のトピック
 第28 章 UMLアクティビティ図とモデリング
 第29 章 UMLステートマシン図とモデリング
 第30 章 ユースケースの関係づけ
 第31 章 問題領域モデルの詳細化
 第32 章 システムシーケンス図と契約の詳細
 第33 章 アーキテクチャ分析
 第34 章 論理的アーキテクチャの詳細化
 第35 章 パッケージ設計
 第36 章 GoFパターンを用いたオブジェクト設計の展開
 第37 章 パターンを適用した永続性フレームワークの設計
 第38 章 UMLの配置図とコンポーネント図
 第39 章 アーキテクチャの文書化: UML & N+1 ビューモデル
PART 6 専門的なトピック
 第40 章 反復型開発およびアジャイルなプロジェクト管理に関する補足
参考文献
用語集
索引

目次

1 序論
2 方向づけフェーズ
3 推敲フェーズの反復1―基礎を中心に
4 推敲フェーズの反復2―パターンを中心に
5 推敲フェーズの反復3―中級のトピック
6 専門的なトピック

著者等紹介

ラーマン,クレーグ[ラーマン,クレーグ][Larman,Craig]
欧州、アジア、北米各地に拠点を置く、国際的コンサルティング/スキル伝播企業であるValtech社において、主任サイエンティストとして勤めている。ソフトウェアエンジニアリングおよび反復型でアジャイルな開発をテーマとしてベストセラーとなった、Agile and Iterative Development:A Manager’s Guideの著者でもある。インディアナ州からインドまで世界中を訪れて、開発チームやそのマネージャのコーチングを行っている。1980年代の半ば以降、クレーグは、オブジェクト指向分析/設計、UMLを使った高度なモデリング、反復型開発手法を実践しようとする幾千の開発者たちを支援してきた。カナダ、バンクーバーにあるSimon Fraster大学にて、コンピュータサイエンスの理学士号および理学修士号を取得している

依田光江[ヨダミツエ]
お茶の水女子大学家政学部卒業。横河・ヒューレット・パッカード株式会社、日本アポロコンピュータ株式会社でSE、マーケティングスタッフとして勤務後、1991年有限会社テクトラを設立し、翻訳業を開始。主に、IT関連の書籍、マニュアル類、Webページコンテンツの翻訳を手がける

今野睦[コンノアツシ]
千葉大学大学院自然科学研究科博士課程後期単位取得退学、学術博士。サイバービーンズ株式会社取締役。最近では、EAを適用したBPM、BRMからエンタープライズSOA、エンタープライズマッシュアップにいたる開発のアーキテクチャリング、コンサルティングおよびプロジェクトマネジメントに従事

依田智夫[ヨダトモオ]
1978年慶應義塾大学大学院工学研究科管理工学科修士課程修了。同年東洋エンジニアリング株式会社入社。製造・流通分野向けのシステム・インテグレーションを担当。IMS(Intelligent Manufacturing Systems)プロジェクトに参画。自動車産業を中心にオブジェクト技術を活用したコンサルティング、ソリューション開発などを行う。1997年株式会社シナジー研究所を設立。代表取締役・プリンシパルコンサルタント。現在、シナジー研究所にて、ビジネスモデリング手法の教育、大規模オブジェクト指向開発のプロジェクト管理コンサルティング、アプリケーション・アーキテクチャー設計などを手がけるかたわらで、総務省行政管理局術顧問、東洋エンジニアリング株式会社ITコンサルタント、要求開発アライアンス理事などを担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。