出版社内容情報
大企業向けのWebサイトの開発では、実際の開発事例を通して得られた「現場だけが知っている」ノウハウが最も重要です。本書は既存サーブレット解説書とは一線を画した高いレベルの議論を展開しています。
本書の特徴は、パフォーマンスとスケーラビリティをいかに高めていくかにテーマを絞った点です。サーブレットが使われているシステムは業務サイトですから、単にサーブレットのコードが書けるようになるだけでは不充分。仕様変更に強い設計、高負荷に耐えられるメモリ管理、開発から運用に移行する際に発生するトラブルの防止、いかに早く高品質のシステムを開発するか、などといった実践的な技法を身に付けることが非常に重要です。プロジェクトマネージャクラスのサーブレット開発者にとって、本書は貴重な情報を提供できるはずです。
内容説明
現実の開発案件では、ＥＪＢを使わず、サーブレットとＪＳＰ（タグライブラリ）で組んだ方が有効であることも多い。本書は単一サーブレット＋ディスパッチメカニズムによってビジネスロジックを切り離す「エンタープライズサーブレット・フレームワーク」の採用によって、短納期、高パフォーマンス、堅牢性を実現する具体的なコーディング例を提供する。このボトムアップ的アプローチには、意表を衝くアイディアが数多く含まれている。
目次
エンタープライズサーブレットの概要
ＡｐｐＣｏｎｔｅｘｔ：アプリケーションの管理
フォーム、状態、セッション管理
テンプレートを使ったＨＴＭＬ
ログとエラー処理
セキュリティ
プール
データベース接続
ＬＤＡＰ接続
ダイナミックグラフィック
エンタープライズサーブレットとＪＳＰの使い方
エンタープライズサープレット再考
著者等紹介
ジェネンダ，ジェフ［ジェネンダ，ジェフ］［Ｇｅｎｅｎｄｅｒ，Ｊｅｆｆ Ｍ．］
８年以上に渡ってＪａｖａ Ｓｅｒｖｌｅｔテクノロジを専門にしている。現在はＳａｖｏｉｒ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ社に勤務するＪａｖａとＷｅｂ開発の専門コンサルタントである
高森郁子［タカモリイクコ］
東京都立大学人文学部史学科卒業後、メーカー系ソフトウェア会社にてＳＥとして主にＣＡＤ／ＣＡＭシステムの開発に携わる。１９９７年よりフリーランスでコンピュータ分野全般の翻訳を手がける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
