分散システム―原理とパラダイム (第2版)

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  • サイズ B5判/ページ数 717p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784894714984
  • NDC分類 007.63
  • Cコード C3004

出版社内容情報


プログラマ・エンジニア必携!分散システムのバイブル改訂版!

 ネットワークシステムをはじめ、現在のコンピューティングシステムはほとんどがDistributed System-分散システム-であり、プログラマ、開発者、エンジニアは根本的原理とパラダイムを十分に理解する必要があります。「分散システム第2版」は分散システムの7つの重要な原理に焦点を当て、システムアーキテクチャに関する新たな章をはじめ、最新のテーマで全面改訂されています。CORBA、DCOM、Jini、NFSv4、WWWなど、分散システムの具体例・ケーススタディも豊富に取り入れられています。

【目次】
第1章 初めに
第2章 アーキテクチャ
第3章 プロセス
第4章 通信
第5章 名前付け
第6章 同期
第7章 一貫性と複製
第8章 フォールトトレラント性
第9章 セキュリティ
第10章 分散オブジェクト指向システム
第11章 分散ファイルシステム
第12章 分散ウェブベースシステム
第13章 分散協調ベースシステム
第14章 推薦図書および参考文献
索引


【著者紹介】
アンドリュー・S・タネンバウム(Andrew S. Tanenbaum)
 MITで学士を取得し、カリフォルニア大学Berkeley校からPh.Dを取得。現在、オランダのアムステルダムのVrije大学のコンビュータサイエンス学科の教授であり学科長である。また、高度並列処理、分散処理、イメージングシステムに関して研究を遂行する大学連合大学院において、コンピューティングおよびイメージングに関するAdvanced Schoolの学部長も務める。
過去にコンパイラ、オペレーティングシステム、ネットワーキング、およびローカルエリア分散システムについての研究で大きな成果を果たした。現在の研究は、ユーザが何百万にも上る広域分散システムに焦点を当てている。この研究は、本書の共著者マールテン・ファン・スティーンとともに、なされてきており、その研究成果は、ジャーナルや国際会議において90編以上の査読付き論文、および5編の著書を導き出している。
タネンバウム教授は、非常に多くのソフトウェアも開発している。彼はポータブルコンパイラを記述するために広く使用されているアムステルダムコンパイラキット、および学生のプログラミングラ溝でよく使用されている小規模UND(クローンのMrND(の基本設計者である。Ph.Dの学生およびプログラマとともに、彼は高性能マイクロカーネルをもとにした分散オペレーティングシステムであるAmoeba分散オペレーティングシステムの設計に協力している。 MINIXとAmoebaは、インターネットを介して無料で利用可能となっている。
ACMフェロー、IEEEフェロー、 Royal Netherlands Academy of Arts and Sciencesのメンパであり、またコンピュータサイエンスの教育に顕著な貢献に対して1997年ACM/SIGCSE Awardを受賞している。著者のホームページのURLは、http://www.cs.vu.nl/‾ast/である。

マールテン・ファン・スティーン(Maarten van Steen)
アムステルダムのVrije大学の助教授。オペレーティングシステム、コンピュータネットワーク、およぴ分散システムを教えている。産業界や政府組織のICT専門家に対して、コンピュータシステム関連で、非常に評判の良い講義もおこなっている。 Twente大学において応用数学を学び、並行システム用ソフトウェア設計技術分野においてLeiden 大学から Ph.Dを取得した。
現在の研究は、大規模広域分散システムに注力しており、モパイルオブジェクトの位置、システムアーキテクチャ、および適応型分散とレブリケーションに、特に力を入れている。
タネンバウム教授とともに、GTobeプロジェクトをリードしており、そこでは、数十入の研究者のグループが、同じ名前による広域分散システムを開発するための協調作業を行っている。Globeシステムは、http://www.cs.vu.nl/globeに紹介されている。

目次

アーキテクチャ
プロセス
通信
名前付け
同期
一貫性と複製
フォールトトレラント性
セキュリティ
分散オブジェクト指向システム
分散ファイルシステム
分散ウェブベースシステム
分散協調ベースシステム
推薦図書および参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

vinlandmbit

12
図書館本。自律分散を、歴史/経緯も含めて学ぶ上で、参考となりました。2023/03/06

ますみ

2
概要・アーキテクチャと入り。プロセス、通信などの構成要素に触れてフォールトレランスやセキュリティや一貫性・名前付け・同期など重要な特性について整理した後に、分散(オブジェクト・ファイル・ウェブ・協調)システムを具体的に検討するという流れの入門書。とても時間がかかった。理解しきれてないが、検討項目や各章のテーマは経験的に例示を並べている様に思え綺麗に分類している感じがしなかった。2016/01/22

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