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出版社内容情報
本書は、研究者としても教育者としても著名なブラウン大学のシルヴァーマン教授による、文系学部生をも対象とした数論の教科書です。高校数学の初歩程度の知識だけで、数論の面白さを経験しながら、数学的に考える方法を身につけられるよう、丁寧に構成されています。
具体的には、ピタゴラス数、素数、フィボナッチ数、ガウス整数など、さまざまな数の不思議な性質と魅力を取り上げ、また数論の応用である暗号や、最後はフェルマーの最終定理にまで言及します。その興味深い内容に引き込まれた読者は、自ら実験し・予想をたて・証明していく意欲にかきたてられるでしょう。各章末には練習問題もあります。
第3版では、連分数に関する3 つの章(第38 章から40 章)が加筆されました。またRSA 暗号に関する内容は、第18 章に移動しています。
目次
数論とは何ものでしょう?
三平方の定理とピタゴラス数
ピタゴラス数と円周上の点
高いべき指数とフェルマーの最終定理
割り切れる関係―整除性と最大公約数
一次方程式と最大公約数
素因数分解と算術の基本定理
余りを調べる―合同式
合同式、べき乗、そしてフェルマーの小定理
合同式、べき乗、そしてオイラーの公式〔ほか〕
著者等紹介
鈴木治郎[スズキジロウ]
1958年生まれ。上智大学大学院理工学研究科博士後期課程数学専攻を経て、信州大学全学教育機構教授。専攻は、実験整数論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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disktnk
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四則演算と乗数からスタートし,徐々にRSA暗号やフェルマーの方程式,楕円曲線まで広げていく数論入門書.高校1年程度の数学知識でも理解できるらしい.1章あたり10ページ弱で全部で48章,各章には練習問題がついており,コツコツ続けていけば,最終的には,難しいと言われる様々公式を理解できるようになっている.ただしフェルマーの最終定理や楕円曲線などはその“さわり”を解説する程度.それでも数論の楽しさを知ってもられるような様々な工夫を凝らしていると思った. 2012/10/07
kwmrmsy
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頑張った。