出版社内容情報
本書は、柔軟で効率的な分散型並列アプリケーションを書く上での課題や使用するツールについての概説に続いて、実際の開発に不可欠なデザイン手法、パターン、原則を詳解しています。具体的には、開発時の課題とその解決法、ACEツールキット、接続プロトコル、メッセージ交換、メッセージ受け渡し、共有メモリー、再利用可能なネットワークアプリケーションサービスの実装方法、オブジェクト指向ネットワークプログラミングにおける並列性、ACEラッパーファサードのためのデザイン原則などの、幅広い範囲をカバーしています。
内容説明
マルチプラットフォームに対応する並列ネットワークアプリケーションの開発に不可欠な設計技法、デザイン原則とパターンを完全解説。
目次
第1部 オブジェクト指向ネットワークプログラミング(通信デザインディメンジョン;ソケットAPIの概説;ACEソケットラッパーファサード;ネットワークロギングサービスの実装)
第2部 並列オブジェクト指向ネットワークプログラミング(並列デザインディメンジョン;OSの並列メカニズムの概要;ACE同期イベントデマルチプレクシングラッパーファサード;ACEプロセスラッパーファサード;ACEスレッドラッパーファサード;ACE同期ラッパーファサード;ACE C++ラッパーファサードのデザイン原則ACEの過去、現在、そして未来)
著者等紹介
シュミット,ダグラス・C.[シュミット,ダグラスC.][Schmidt,Douglas C.]
ACEの創始者。カリフォルニア大学アーヴィン校のAssociate Professorとして、分散リアルタイムの埋め込み型ミドルウェアのパターンおよび最適化を研究中。『C++ Report』の前編集長。『C/C++ Users Journal』のコラムニスト
ヒューストン,ステファン・D.[ヒューストン,ステファンD.][Huston,Stephen D.]
Riverace Corporationの社長兼最高経営責任者。ACEを利用したソフトウェアプロジェクトを企業に提案し、テクニカルサポートおよびコンサルティング業務を行っている。様々なハードウェア、ソフトウェア環境でのネットワークプロトコルおよびC++ネットワークアプリケーション開発に20年以上従事しており、ACEを使った開発経験も5年を越える
浜田光之[ハマダミツユキ]
京都府精華町在住。システムエンジニア。スカイ・シンク・システム株式会社に勤務
浜田真理[ハマダマリ]
京都府精華町在住。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。