出版社内容情報
著者達は、C/C++/UNIXの開発で有名なAT&Bell研究所で、C++の開発初期から継続してプログラミングを行ってきているベテランである。そのため、C++の長所も短所も知り尽くし、各種の実装に携わってきている。また、講義経験も豊富であるので、初心者にとって必要不可欠な事柄を、机上の空論となることなく教えることができる。本書は、C++でのプログラミングは標準ライブラリを理解して使いこなすことであるという視点に立って、これまでにない斬新なやりかたで、明快な解説を行っている。他の書籍や講義で挫折した人たちには、本書のやり方に従えば、スムーズにC++を使いこなせるようになるだろう。
目次
さあ、はじめよう
ｓｔｒｉｎｇを使う
ループとカウント
たくさんのデータを扱う
プログラムとデータの構成
シーケンシャルコンテナとｓｔｒｉｎｇの解析
ライブラリのアルゴリズムを使う
連想コンテナを使う
ジェネリック関数を書く
新しい型を定義する
メモリ管理と低レベルのデータ構造
抽象データ型を定義する
値のように振る舞うクラスオブジェクト
継承と動的結合を使う
メモリを（ほとんど）自動で管理する
文字絵をもう１度
ここからどこへ行くか？
著者等紹介
小林健一郎［コバヤシケンイチロウ］
１９８３年東京大学理学部物理学科卒業。１９８８年東京大学大学院理学系研究科修了。仁科記念財団研究員（ハーバード大学）、フンボルト財団研究員（ミュンヘン大学）、東京大学原子核研究所研究員などを経て、現在、静岡産業大学国際情報学部助教授。理学博士（物理学）。専門は情報科学、素粒子論
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感想・レビュー
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ガブ
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C++の良い書き方を教えてくれる、大変すばらしい入門書です。標準ライブラリやクラスの使い方を通して、良い抽象化を読み手に意識させています。ポインタや配列のような、「C言語のお下がり」の言語機能の紹介は後半に回し、vectorなどの標準ライブラリを使いこなせるように章立てしてあります。私が特に良いと思ったのが、C++に限らない、プログラミングや設計の方針を考えさせる点です。技術的な内容はC++についてですが、何を意識しなければならないか、良いプログラムを書くための抽象化を考えるコツが得られると思います。2013/11/02
無限猿
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☆☆☆☆2010/09/07
TUI
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C++の入門書として、一番のおすすめ
