オブジェクトハンドブック〈2002〉

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784894713635
  • NDC分類 007.64
  • Cコード C3004

出版社内容情報

本書は,オブジェクト技術者が頻繁に参照するであろう用語,アーキテクチャ,パターン等をコンパクトなハンドブック形式にまとめたものです。 90年代後半は,UMLの統一,Java言語の登場,CORBAアーキテクチャの標準化がこの分野での大きな出来事でした。その背景にはインターネットとそれを利用したWeb技術の爆発的普及があることはいうまでもありません。ソフトウェア工学が,コンピュータ基礎技術やIT産業と歩調を合わせ,方法論,言語,アーキテクチャの各分野でオブジェクト指向を中心に進歩した時代でした。 このようなトップダウンの統一,標準化,仕様化の一方で,実践的なプログラミング現場のプラクティスを収集,洗練し,共有していこうというソフトウェアパターンの一大ムーブメントが起こりました。特に,XP(ExtremeProgramming)はソフトウェア開発を工学を超えたコミュニケーションとして再認識する視点を,明確なアンチテーゼとして提出したと捉えられるでしょう。21世紀を迎え,これらは数年で止揚されるかもしれません。しかしおそらく,この混沌とした状況はこれからも続くのではないでしょうか。この適度な混乱状態こそがソフトウェアをソフトウェアたらしめる原動力であり,わたしたちのモチベーションの源であることも間違いないでしょう。 しかし,振り返って自分の手もとを見ると,日々多くの3文字略語や新しい概念が氾濫し,ともするとその中で位置感覚を失ってしまいそうになります。また,新たにこの分野に参加された若い人達に,どうやってこの状況を伝えようかと考えると糸口が見えません。 このハンドブックは,オブジェクト技術者に必須のリテラシを提供する目的でまとめられました。内容の充実度についてはまだまだ低いレベルにありますが,これをベースラインに内容を更新していくつもりです。

内容説明

本書は、オブジェクト技術者に必須のリテラシを提供する目的で、オブジェクト技術者が頻繁に参照するであろう用語、アーキテクチャ、パターン等をコンパクトなハンドブック形式にまとめたものである。

目次

1 UML
2 Patterns
3 Languages
4 Architectures
5 Java Coding Standard
6 References
7 Dictionary

著者等紹介

平鍋健児[ヒラナベケンジ]
1989年東京大学工学部卒業後、3次元CAD、リアルタイムソフト、UMLエディタなどの開発を経て、現在(株)永和システムマネジメントにてコンサルタントとしてオブジェクト指向開発を研究・実践。XPの日本メーリングリストXP‐jpを運営、オブジェクト倶楽部を主宰
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。