出版社内容情報
本書で言う、「認知パターン」は、問題解決にあたって何度も適用できるテンプレートを意味しています。本書は、認知パターンをモデリングに使います。つまり、複雑なシステムを理解したり作り上げるためには、個々の構成部分を理解しなければならなく、そのさい、共通する部分を抽象的に把握することが重要です。認知科学の考えである、人の思考・推論・問題解決は、ビジネスシステムやビジネスプロセスなどの開発・分析にも手助けとなる考え方です。
【目次】
第1部 認知パターンおよびKADSオブジェクトへの入門
第1章 導入―認知パターン
第2章 KADSオブジェクト入門
第2部 KADSオブジェクトモデル作成
第3章 認知モデルのための認識抽出技法
第4章 認知パターンからオブジェクトへのマッピング
第5章 KADSオブジェクトのその他の活用法
第3部 認知パターンの適用：ベストプラクティスモデルおよびUsecase
第6章 ベストプラクティス：技術アーキテクチャ
第7章 ベストプラクティス：再利用
第8章 ベストプラクティス：OOシステムのテスト
第9章 事例研究：個人対象銀行の事例
付録A 問題解決テンプレートライブラリ
付録B 精選PST操作の定義
内容説明
「認知パターン」は、認知ベースのシステムを開発する方法だけでなく、一連のベストプラクティスモデルおよび事例研究も示してくれます。本書は、著者ら精鋭チームの実際の経験に基づいて、問題解決のためのパターンをあげ、それを事例で説明します。全システム開発者にとって重要な本です。本書は、次世代のシステムがどのように開発されるかを定義します。
目次
第１部 認知パターンおよびＫＡＤＳオブジエクトへの入門（導入―認知パターン；ＫＡＤＳオブジェクト入門）
第２部 ＫＡＤＳオブジェクトモデル作成（認知モデルのための知識抽出技法；認知パターンからオブジェクトへのマッピング；ＫＡＤＳオブジェクトのその他の活用法）
第３部 認知パターンの適用：ベストプラクティスモデルおよびＵｓｅ ｃａｓｅ（ベストプラクティス：技術アーキテクチャ；ベストプラクティス：再利用；ベストプラクティス；ＯＯシステムのテスト；事例研究：個人対象銀行の事例）
著者等紹介
コニツァー，ロバート［コニツァー，ロバート］［Ｋｏｎｉｚｅｒ，Ｒｏｂｅｒｔ］
１９８６年から情報産業に従事し、ソフトウェア開発の実務に力を注いできた。１９８９年からは分散クライアント／サーバシステムのアーキテクチャや設計で広範囲に渡り活動してきた。Ｕｎｉｖｅｒｓｉｔｙ ｏｆ ＤｅｎｖｅｒのＭＩＳとオペレーションリサーチのＭＢＡを有す
ラッシュ，アレキサンダー［ラッシュ，アレキサンダー］［Ｒｕｓｈ，Ａｌｅｘａｎｄｅｒ］
１９８３年より情報産業のさまざまな職務に携わってきた。特に、知識分析とオブジェクト指向分析および設計に力を注いできた。６年間に渡りＫＡＤＳオブジェクトを実践し、認知モデリングをオブジェクト指向分析および設計、ナレッジエンジニアリングおよびナレッジマネジメント、企業オブジェクトモデリングに適用してきた
クリスト，マイケル［クリスト，マイケル］［Ｃｒｉｓｔ，Ｍｉｃｈａｅｌ Ｋ．］
１９８３年から情報産業に従事してきた。オブジェクト指向ソフトウェア開発のあらゆるフェーズに関与してきた。プロジェクト管理、テストおよび性能エンジニアリング、オブジェクトモデリング、ＯＯ技術およびアプリケーションアーキテクチャ設計など。人類学と生物統計学の学位を有す
ガードナー，カレン［ガードナー，カレン］［Ｇａｒｄｎｅｒ，Ｋａｒｅｎ Ｍ．］
１９７７年から情報産業に従事し、１０年以上前からオブジェクトに関わる。オブジェクト指向分析／設計、分散インテリジェントオブジェクト、ビジネスプロセスの認知モデリング、知識分析、プロジェクト管理の専門家。オブジェクト指向プロジェクトのライフサイクルのあらゆるフェーズに参加してきた
ティーガーデン，ボビン［ティーガーデン，ボビン］［Ｔｅｅｇａｒｄｅｎ，Ｂｏｂｂｉｎ］
ビジネスエンジニアリングコンサルタントでありＩＴテクノロジーの専門家。最近の専門は、オブジェクト指向技術およびエキスパートシステム技術を利用した、複雑なシステムとビジネスアプリケーションのアーキテクチャおよび設計の企業知識モデリング。専門性の背景にある経験は、システムエンジニアリングから管理コンサルティングに渡る。現在は、複雑系およびカオス理論をビジネスモデリングやアプリケーションアーキテクチャに適用することに携わる
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