Object technology series
実践CRCカード―ロールプレイとブレーンストーミングによる大規模システム開発手法

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  • サイズ B5判/ページ数 314p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784894712775
  • NDC分類 007.63
  • Cコード C3004

出版社内容情報

CRCカードは,本書で述べるあらゆるチーム活動の中心です。CRCカードは,もの,オブジェクト,オブジェクト指向プログラムの部分を表現します。プログラムのあらゆるオブジェクトが,この目的のために存在します。これは,他のオブジェクトと協調することによって果たす責務を持ちます。CRCカードは,オブジェクトのクラスに割り当てられた責務を継続して追跡する手ごろな手法です。これがCRC,つまり,クラス(Class),責務(Responsibility),協調(Collaboration)です。本書では,実際の設計セッションの雰囲気を伝えるために,チームの会話形式でテクニックを説明しています。もちろん会話だけでなく,筆者は事例の後に設計状況についても詳述しています。その結果,概念的な議論をより具体的にしますので,設計状況の詳細から抽象化された洞察は必ず役立ちます。 このように,最初にCRCカードを作成すると,最初のグループ設計はその日のうちに実施されます。つまり,CRCカードの作業というアイディアの採用により,常に社会的な活動となるのです。

内容説明

本書では、実際の設計セッションの雰囲気を伝えるために、チームの会話形式でテクニックを説明。もちろん会話だけでなく、筆者は事例の後に設計状況についても詳述している。その結果、概念的な議論をより具体的にするので、設計状況の詳細から抽象化された洞察は必ず役に立つ。

目次

CRC:問題解決テクニック
オブジェクト指向概念と用語
はじめてのCRC
コアクラスの選択
事例1:株式/債券システム
CRCカードのロールプレイ:システムの実行
事例2:ファッションプロ:コアクラスのロールプレイ
オブジェクト分析の管理
事例3:交通制御
SmalltalkによるCRCの実装
C++とJavaによるCRCの実装
方法論への移行

著者等紹介

ベリン,デビッド[ベリン,デビッド][Bellin,David]
North Carolina A&T州大学のコンピュータサイエンス学部長。また、Universidad Nacional Autonomia de Mexico、そして合衆国政府のような組織で、オブジェクト分析やテクニカルトレーニングを行う国際的なコンサルタント。コンピュータサイエンスのCongressional Fulbright Awardと、IBMのUniversity Partnership Awardを受賞している

シモーン,スーザン・サッチマン[シモーン,スーザンサッチマン][Simone,Susan Suchman]
Information Fountain Incorporatedの社長で、テクニカルライティングとトレーニングの専門家。Yourdon社とNorth Carolina州大学に授業を持ち、国中のChase Manhattan銀行、New York Life、Banamexを含む全米の企業のためのトレーニングテキストを開発した

今野睦[コンノアツシ]
千葉大学大学院自然科学研究科博士課程後期単位取得退学、学術博士。株式会社セルフ取締役。現在、アジャイル開発を主とするプロセス、およびコンポーネントモデリングのコンサルティングに従事

飯塚富雄[イイズカトミオ]
株式会社デュオシステムズ開発ソリューショングループ執行役員。大学卒業後、金融系のファームウェア開発を中心としたソフトウェア開発会社に就職。現在は、株式会社デュオシステムズで、XMLを利用したJavaアプリケーション開発の効率化に取り組み、開発プロセスやプロジェクト管理に関わるソリューションを開発している

桜井麻里[サクライマリ]
コンピュータが好きだったわけではなく、ソフトウェアについても何も知らなかったのに、ソフトウェア業界に。メインフレームを知らないままUNIXで育ち、ソフトウェア工学にも興味を持つようになる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。