出版社内容情報
オブジェクト指向開発の諸段階で起こりうる、誰もが陥りやすい典型的な問題事例(“落とし穴”)を取り上げ、その“落とし穴”の「前兆」はどうか、「結果」はどうなるか、その「検知法」は何かを提示し、「回復法」、「予防法」を解説しています。オブジェクト指向ソフトウェア開発を成功に導くための良き手引書として利用できます。
【目次】
Part1.オブジェクト指向開発入門
Part2.オブジェクト指向開発の落とし穴
Chapter1 概念にまつわる落とし穴
Chapter2 政治にまつわる落とし穴
Chapter3 管理にまつわる落とし穴
Chapter4 分析と設計にまつわる落とし穴
Chapter5 環境、言語、ツールにまつわる落とし穴
Chapter6 実装にまつわる落とし穴
Chapter7 クラスとオブジェクトにまつわる落とし穴
Chapter8 コーディングにまつわる落とし穴
Chapter9 品質保証にまつわる落とし穴
Chapter10 再利用にまつわる落とし穴
Part3.プロジェクト運用のためのヒント
内容説明
オブジェクト指向開発(OOD)は、ソフトウェア工学における大いなる進歩である。本書では、この新しい領域に踏み込む人たちを待ち受けている罠や誘惑を厳しく、率直に見つめた。現実世界で苦しみながら得た経験に基づいて書かれており、開発者、管理者、役員などが、落とし穴を察知して回復するために使ったり、また商用、社内用にかかわらずOODプロジェクトを成功に導くための予防策として利用したりすることができる。また本書は、Smaltalk,C++,Object Pascal、ObjectiveCなどのオブジェクト指向言語を学んでいるか、あるいは使っているプログラマーや会社にとっても、格好のガイドとなるだろう。
目次
1 オブジェクト指向開発入門
2 オブジェクト指向開発の落とし穴(概念にまつわる落とし穴;政治にまつわる落とし穴;管理にまつわる落とし穴;分析と設計にまつわる落とし穴;環境、言語、ツールにまつわる落とし穴;実装にまつわる落とし穴;クラスとオブジェクトにまつわる落とし穴;コーディングにまつわる落とし穴;品質保証にまつわる落とし穴;再利用にまつわる落とし穴)
3 プロジェクト運営のためのヒント
著者等紹介
ウェブスター,ブルース・F[Webster,Bruce F.]
ソフトウェア開発に長年携わり、1989年以降はオブジェクト指向開発に従事。コンピュータ関連雑誌への寄稿も多い。現在Page Software Inc.の代表
細井拓史[ホソイタクジ]
筑波大学修士課程を修了後、データベース関連の製品の開発に従事。1989年よりNeXT Computer社にて顧客に対する開発のコンサルテーションを行う
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。