内容説明
地球連邦の植民惑星ラクザーンは、新星化の兆しを見せる太陽とともに終焉の時を迎えようとしていた。担当司政官として赴任してきたマセだったが、連邦の思惑もあって退避計画は思うように進まない。かつての強大な権限を失っている司政官制度のもと、マセはひとり、すみやかな計画遂行の道を模索するのだが…。滅びゆく惑星を舞台に繰り広げられる壮大なドラマを描いた泉鏡花賞受賞のＳＦ巨篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スターライト
3
タイトルが二つの意味を持っていることを、本書後半になって知った。それはともかく、司政官マセは新星化する恒星から担当惑星の住民を、無事避難させられるのか。さまざまな利害と思惑が交錯する中、緊急指揮権の発動が迫る。2011/12/24
作楽
0
司政官の栄光ってどんななんだろうと思いながら、マセの行ったり来たりする思考と共に、ラクザーンに逗留しました。・・・もうちょっとテンポがあるといいなぁ。2013/05/20
ヤスヲ
0
マセはこれまで見てきた司政官の中で一番鈍くさい気がする…2011/05/24
