ハルキ文庫<br> サキ傑作選

ハルキ文庫
サキ傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 231p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784894565081
  • NDC分類 933
  • Cコード C0198

内容説明

大人たちの思惑を裏切り続ける少年の心象を鮮やかに描く「がらくた部屋」、運命のいたずらで死刑になってしまう男の不思議な物語「出てこなかった州名」、誰にも顧みられない片田舎で暮らす人々のささいな争いを、味わい深く綴った「トード・ウォーターの不和」、人の言葉を話す猫によって浮き彫りにされる人間模様がユーモラスな「トバーモリ」他二十一篇。謎多き人生の楽しみ方を軽やかに描きだしたサキの傑作が新訳で登場。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

126
【第2回サキ誕生日読書会(12月18日~21日)】にちなんで手に取る。サキ新潮文庫、岩波文庫についで3冊目。好きなの、ふつう、わからないの3種類。好きなのは、ダールみたいだと思った。世代的にダールがサキの後継者みたいだと知る。2つの文庫では「二十日鼠」になっているのが、本書では「ねずみ」になっていた。比較表作成予定。2014/11/23

masaru

4
短編。ロアルド・ダールみたいな雰囲気を持ったストーリーが好きな人には、合うんじゃないでしょうか。もっと毒があるとよかったです。2017/01/02

きょう

4
いくつか既読もあったが、初めて読むものもあった。毒はあるが、ひやりとするような毒ではなく、むしろ滑稽でユーモア溢れるものが多い。2014/11/02

たぬ

3
☆4 サキはこれで2冊目。皮肉というかひねくれてるというかウィットに富んでいるというか。この手の話を多数書いているサキ自身も相当な天邪鬼なのかな?と思ってしまう。これぞブリティッシュジョーク!なのかしら。いやスコットランド系らしいからスコティッシュジョーク?最期は戦場で被弾。2019/06/24

キャロライン

3
開けたままの窓、夕闇がお気に入り。ヘンリに比べるとハイセンスな独特な不屈さが感じられる。短編集も読んでみたい。2011/07/26

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