内容説明
二千年以上もの間、ひたすら地球への帰還を待ち続けた人々がいた。月の民。ディアナ・カウンター率いるムーンレィスが、地球帰還作戦の実行を開始した時、月から地球へ献体として降下ていたロラン・セアックは、成人の儀式を受けた。そしてその夜、ターンエーガンダムと遭遇する。「ターンエー」、その概念を、乱歩賞作家・福井晴敏が、小説の極意を無尽に駆使して咀嚼する。本書は、数多溢れるノベライズとは別の、映像と小説との新たな共生を模索した、新世紀の予感の書である。大藪春彦賞受賞後第1作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
色々甚平
2
まず、MSは想像するのが難しいので画像検索をしたほうが良いとおもいます。妄想で賄えれば別ですが。アニメとは登場人物が減っていたり、少し話が変わっていたりするのですが、本筋は全くブレていません。アニメの演出上表現しにくいロラン以外の内心や企みを見られるのも小説ならではの楽しみだと思った。それもくどく説明調にしてないところも好印象。若干癖があって取っつきにくいところもあったけれど、読み進めればドンドンのめりこめた。2013/07/05
S‐tora
0
◎ アニメ版とはストーリーが少し違う。 でも、しっかりガンダムになっているのは、福井晴敏が富野イズムを理解しているからか?2016/01/16
そらパパ
0
TV見てないから結構面白く読めてます2012/12/21
小林ミノリ
0
アニメ版とは違った展開ですが、紛れも無くターンAの物語。
葵堂
0
テレビシリーズの内容はかなり忘れてるものの、結構な部分に相違があるのはわかる。といはえそれすら内包するのがこの作品であり、小説として珠玉の出来。つてもSF部分が懲りすぎて読んでて疲れるのも確かだが。2009/09/08