内容説明
千年の古都・京と四国・讃岐を舞台に、史上最大の恐怖「崇徳上皇伝説」の崇りが、現代に蘇える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sora
29
古い?本だけれど、違和感なくよめました。京都などの地名が織り込んであって、両行しているかのような気になるのも、好きです。落ち着いて安心して読めました。2015/06/17
ドナルド@灯れ松明の火
16
浅見光彦シリーズ3冊目。老人ホームを巡る裏話。これは事実であろう。福祉をネタに金儲けを図る経営者と就職難で採用され、過酷な労働や裏の事情を訴えられない職員の対比。推理小説の体をとっているが告発ものだった。2014/04/05
三和 良平
9
崇徳天皇の怨霊をもっと期待していたけど残念、普通に面白かった。内田さん初読み、浅見と東野さんの加賀と似ていてイメージがダブる。2015/08/15
Kiyoshi Utsugi
4
内田康夫の「崇徳伝説殺人事件」を読了しました。 第75代天皇で、保元の乱に敗れた後、讃岐に流され、そこで配流先で失意のうちに亡くなっています。 怨霊伝説があり、それをベースに書かれています。 主な舞台は京都ですが、坂出市も少し登場します。 浅見光彦の推理が冴え渡ります。2019/04/27
まさのり
3
安心して読める浅見光彦シリーズ。福祉の闇。崇徳上皇の怨念。親子。これだけのテーマを絡めながらのストーリーはさすがです。2020/07/01