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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shiozy
10
廃校の再活用&活性化は、私の地元でも活発になってきている。ちなみに、友人たちが今月末そんなイベントを開催する。これが一過性のイベントで終わるのか、継続性を持つのかが問われるのだが、本書に書かれているような「図書館」という拠点施設の在り方はひとつの参考になるだろう。成功事例としていいお手本が見つかった。2014/11/07
けんとまん1007
5
改めて地域ということを考えた。地域にける学校(小学校・中学校)の役割を考えると、とても大きなものがあると思う。地域の拠点の一番手ではないかと思う。子ども達が集い、それに合わせていろんな人が集う場。それがストップした時に、どうするのか?地域おこしと言うといろいろあるが、このような形があるというのは、可能性が拡がると思う。関わる人たちの思いも変わっていくし、それが何より大切なことだと思う。もちろん、中にも書かれているとおり、このあとのこと・将来のことをどう考えていくのかが、ますます重要なんだと思う。2013/02/10
Nobuko Hashimoto
4
過疎化で廃校となった小学校の建物を再活用するために使ってほしいと、土地出身である著名なジャーナリストが蔵書2万冊を寄贈する。財源がほとんどないなか、住民が主体となって、寄贈図書による文庫を核とする交流センターを開設する。開設後、センターは住民のさまざまな活動拠点となっている。センターの創設、運営を通して住民の交流も盛んになったようである。今後ますます過疎、少子高齢化が進むなか、この施設をどう維持、運営、展開していくか。奮戦記の続編を読めることを願う。2013/09/11
K
2
(2012,016)確かに、本当にいい話なのだ。どうやって分類記号をふったのかなど過程はよくわかる。秋田県が生んだ図書館の神様・山崎氏のかかわりも感動する。3・11がそれほどではなかったのだなとも知る。橋本さんの気持ちや知名度も文句ない。ただし、今はどうなのだという点。HPの最新情報が平成29年(2017)でとまってる。どうなってるのその後!行ってみるしかあるまいと思ってる。熱量は大事、しかし、必要なのは継続である。2022/04/27
ぱんぷきん
2
本好きなら自分の蔵書で図書館を作りたいと誰しも思うものだし、廃校は建物が堅牢なためその点都合が良いが、実際に図書館を始めるとなると思った以上に大変そうだった。利益が出るわけではなく、また人口減少を食い止められない以上この先施設をどうやって維持するのか疑問はあるが、高齢の地域住民で図書館を作ったことはすごくて、また面白そう。設立後1年後くらいに発行された本のようなので、その後の状況が知りたい。個人的に橋本五郎文庫の話よりも三種町の歴史で、農業人口の減少は農業の効率化を図った結果という説明が印象に残った。2020/10/01