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内容説明
一見、普通の高校生に見える主人公・乃出狗人。だが、彼にはある特別な能力があった。それは「不死身」であること。蹴っても殴っても刺しても死なないのである。そんな不死の男に、美少女にして天才殺人鬼・桐崎恭子が想いを寄せる。理由は、「いくら刺しても死なないから」。鬼才が贈る一風変わったアクションラブコメディー、ここに開幕。第1回ノベルジャパン大賞奨励賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海星梨
7
KU。設定から文体まで、厨二ラノベの痛痒さのまま突っ走ってる。イラスト、表紙もパース狂ってるなと思ったけど、中のがほんまひどい。一昔前のノベルゲーム同人ってレベル。戦闘シーンで服がボロになってる描写があるのに、そのまま直行した組織で服が修復されてるのおかCだろとか全体的に。そもそも地の文で服装指定ほぼないけど、だからって黒タートルオンリーって格好はデートにないだろ……。とか。2024/01/25
KUWAGATA
3
設定勝ち。シリアルキラーにありがちな殺人動機ではありますが、それをヒロインにもってくるという思い切りが功を奏したという感じです。人の死が軽く描かれすぎなのが少々気になりますが、まあそこはラノベということで目を瞑ることとします。正直組織とかそういうのいらないんで、できればもうちょっと主人公とヒロインの関係を中心にストーリーを展開してほしいかな。思えばこの作者は、作品を重ねるごとに個性が薄れていってる気がするなあ…。2014/07/09
和泉
2
タイトルに惹かれて購入。 人を刺すことに快感を覚え、その行為によって殺人を犯したくないとは思っているもののどうしても行為を止めることの出来ないヒロイン桐崎恭子と、全身をメッタ刺しにされようが喉をナイフで一突きされようが絶対に死なない主人公の乃出狗斗、まさに運命的な出会い。物語が進んでもこの2人の相互依存の関係が途切れることはないだろうね。 ただ終盤で組織とやらが出てきたことで今後も血生臭く重い話が展開されていきそうな予感。2011/11/18
いっしー
1
ぼかぁ主水さんより安さんの方が好きでしたけどね、純情派なもので。最近やたらとキャラメイクに失敗した殺人鬼ものばかり読んでる気がするのですが、今回は割とよくできた殺人鬼で安心して読めました。やたらと気取った文章を使わず、殺さずにはいられない性癖と倫理観の板挟みになって苦しんでいるヒロインを淡々と描いたことで人間味を感じられたのが良かったのでしょうか。ただ、主人公の不死身設定がこの巻だけだと説明不足気味だったのはマイナスですね。一応お話の根幹を成す設定なのですから、投げっぱなしにするのはよくない。2014/02/19
紙魚
1
表紙を開き、扉絵を見た瞬間に口の中に広がるえも言われぬ既視感。最終章は次回以降への引きとはいえ蛇足感がある2013/11/12