内容説明
知的障害をもつ人たちが、実家を出て、はたらきながら自立して共同生活する場所=グループホーム。そのひとつである「フラワーハウス」の世話人をすることになった母といっしょにフラワーハウスに引っ越した小学校五年生の純平は、そこでユニークな五人の住人に出会って…。グループホームを舞台に、人のぬくもり、人間の誇り、対する人への思いやりを知って、成長していく少年のすがたを生き生きと描く。
著者等紹介
牧野節子[マキノセツコ]
東京生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業。1989年「桐下駄」で毎日新聞社主催「小さな童話」大賞、92年に「水族館」で中央公論社主催「女流新人賞」を受賞。日本児童文学者協会会員。日本文芸家協会会員。白百合女子大学非常勤講師
岡本順[オカモトジュン]
1962年、愛知県生まれ。児童書のイラストなどで活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。