内容説明
「はやくぼくのお嫁さんを探してよ!!」ミンミンゼミが先生に泣きつきました。その夏、なぜかセミ不足。自分の結婚あとにして、ぽっぺん先生縁結び。
著者等紹介
舟崎克彦[フナザキヨシヒコ]
1945年、東京生まれ。『雨の動物園』(偕成社)で、国際アンデルセン賞受賞。「ぽっぺん先生物語シリーズ」(筑摩書房・岩波文庫)で、赤い鳥文学賞、路傍の石文学賞を受賞
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感想・レビュー
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読み人知らず
3
人間は自分の都合で自然界を侵略してる。 ぽっぺん先生は怒ってる2008/02/01
いよの缶詰め
2
セミの事を詳しく知る事が出来る1冊。な、なるほど……そうだったのか。蝉のトリビアが眠っていました(吸いかけの木の汁を吐き出した物や鳴き方)。セミとぽっぺん先生のやり取りについつい笑ってしまう。先生が言ったことに対して、「それじゃ にんげんが わるいんだ」と返ってくる。確かに開発などを見てると、生き物の生きる場所を奪っているようにしか見えない。ふともののけ姫と平成ぽんぽこ狸が、「開発や自然破壊ってそうだよね」とひょこっと顔を出してきた。「生き物の奪うな」と舟崎さんの言いたい事が詰まっていた。2020/10/02