内容説明
本書は、これからシナリオを書いてみたい人、あるいはシナリオが初心者の領域から抜け出せない人のための基礎文法書のつもりである。アメリカのアカデミー脚本賞、あるいは脚色賞を受賞した映画7本、それ以外にも説明上必要があると断判した場合は他の映画シナリオも用いて、すぐれたシナリオライターがどのようにシナリオを構築しているのか、約10項目に分け検討を加えていく。
目次
第1章 劇性の前提
第2章 劇性の源
第3章 劇性の継続
第4章 その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
水無月十六(ニール・フィレル)
4
海外の脚本例からストーリーの組み立て方、劇性、起承転結、葛藤、台詞など多岐にわたってストーリーの作り方を解説した本。脚本の書き方(様式)を詳しく書いたものではないので、そのあたりは別の本にあたらなければならない。シナリオの書き方はもちろん、映画を観るときにも使える新しい視点が得られるし、小説を書く際にストーリーを考える上での参考にもなりそう。実践例からは、映画の表現から英語表現も少しは学べる。2016/02/12
イタチ
2
映画って、まず脚本あってのものなんだよね。そんな些細な事をこの本を読んで気づかされました。人を楽しませる話を作るのは大変だあ。そんなことを念頭に置いて、映画を観たら、今度はもっと映画を楽しめそうです。2013/07/04
緑色と風
2
アカデミー賞受賞シナリオ(英語。日本語訳付き)を資料にしたシナリオ読本。日本のシナリオで、ト書きは目に見えるものだけを書けといわれるが、英語のシナリオはどうも違うらしいというのがわかる。いい、悪いではなく、実際の現場では、俳優、監督が演出で想像できる余地を残しているのだろう。ハリウッドでの映画制作の雰囲気も感じられる良書である。2009/10/03
くろまによん
1
映画は脚本ってはっきりわかんだね。2009/05/03
黑猫
0
2000年4月4日読了2000/04/04