内容説明
ときは2096年。生後2週間!94歳!?の“カワイコちゃん”が、デジカメ片手に“ホーリー・ファイアー”探して世界を闊歩。メディカル・サイエンスから、サブカルチャーまで、完全無欠、驚愕の未来ヴィジョン!キング・オブ・アイディア、スターリングが極めた90年代SFの頂点。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
EnJoeToh
4
読まないのは勿体ない。2011/01/21
roughfractus02
3
世界的な疫病流行後の21世紀末、健康を第一に掲げ、ボランティア組織「ポリティ」が管理し、心身共に清潔で清廉に暮らす同質的医療型管理社会が形成されている。廉価な医療の普及で誰もが長命を保つ一方、疫病を生き延び、権威を保持し続ける「老人貴族」がいる。この階級に属する94歳の女性が、細胞レベルでの若返りを試みた。社会の監視を潜り抜ける彼女の老人の心と若者の肉体のギャップを混淆させるのは、未知と異質さに満ちた地下世界だ。作者は不死を目指す医療型管理社会がヒトの思考自身をどう変えるのか、と読者の現在に問いかける。2018/09/28
月世界旅行したい
2
個人的にはスターリングの長編はこれが好きです。でも最近は新作長編が訳されてないので残念でなりません。2014/04/10
kottono
1
ポストヒューマンとは人間(ヒューマン)が医療技術によって人間の枠組みを超えたものである。95歳になろうとしている真面目な官僚ミア・ジーマンはネオ・テロメア散逸性細胞解毒法という療法を使って20歳の体に蘇る。合法r治療の最中に逃げ出したマヤ(ミアの名乗っている別名)はあちらこちらを法を犯したりいろいろしながらも可愛さでカリスマになるお話し。過去の自分への復讐である。100歳近い高齢者が現役で活躍し、若者に立場を譲らない世界。遂に不死を約束され永遠に斬新であろうとする若者たち。プラトー…涙2014/04/19
くらびす
1
「タクラマカン」の、更にその先2013/03/17