内容説明
本書は現在も週刊SPA!で連載中の『珍日本紀行』で紹介してきたスポットの中から特選の珍物件を選び再編集したものである。ここには日本らしい美しい風景もなければ、外国人観光客を黙らせるワビサビの空間もない。むしろ俗悪・軽薄と罵られてもやむを得ないような、ときには地元の人間でさえ存在を忘れてしまいたいスポットばかりが詰め込まれている。でも、このスッピンの乱れ顔こそが、いまの日本なのだ。
目次
神さま仏さま
モニュメント
廃墟
ローカル・スポット
ミニ・ワールド
地獄・極楽
賽の河原と水子供養
エロ宇宙
動物王国
恐竜
剥製
自然科学〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばっか殿すん
22
やああああ行きたい、ワクワク感が止まんないいいい。てか、この本定価9800円んんん。2015/04/15
ターさん
1
図書館で引換票を渡しこの本を受け取る。あまりのぶ厚さに「デカッ!」っと言ってしまう。司書の方がニコッと笑った。これから約10kmを自転車で帰らなければならない。まあ、日頃の運動不足には良いかな、と思うことにする。最近軍艦島が世界文化遺産に登録された。廃墟とはどういうものかと興味が湧いた。「人が死んで土に還るように、人工の構造物もまた壊れ、崩れることで自然の一部となる。(中略)崩壊とは、素材の側からすれば新たな出発であり、廃墟はまた再生の場でもある。」今度、神戸にある廃墟と化したホテルを訪ねてみたいものだ。2020/02/02
ぞだぐぁ
1
日本にある一風変わった場所を和英併記・写真付で紹介している本。雑誌連載をまとめたものらしく情報が昔で今はない館などもちらほら。図書館で書庫から出してもらって読んだけど、厚いし大きいしであまりにも重く、司書さんも借りて帰らないだろうと思ったのか、読み終わったらこの受付まで持ってきてくださいと言うほど。2018/06/01
きら
1
軍艦島のようなメジャーどころから、地方のマニアックな秘宝館まで、日本中の一風変わった名所を大量の写真付きでグラフィカルに紹介した一冊。 頭がクラクラするような、めくるめく異空間の数々が堪能出来る。日本だけでこれだもの、人間ってこう……凄い。ところで、本書で取り上げられているような観光名所には、かなりの確率で、時代を感じさせるようなタッチの看板やイラストがつきものだけど、それらを見ていると、最近日本各地に増殖してるいわゆる萌え絵も、数十年後に見返すと哀愁を感じるものになるんだろうなあという感慨がふつふつと。2013/01/13
Hiroki Nishizumi
1
珍としか言いようがない・・・ 絶滅危惧の国内未知のネタポイント満載ガイドだw ガチンコ勝負・烏賊様レースとか各地の恐竜あるいは蝋人形博物館など、摩訶不思議な世界案内書。秘宝館とかまだやっているのだろうか!?今のうちに行っておいたほうが良さそうw しかしこの手のものは今後ネットに取って代わられるだろうから本としても絶滅危惧の類だな・・・2012/11/24