システムの科学 (第3版)

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システムの科学 (第3版)

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  • サイズ A5判/ページ数 352p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784893621672
  • NDC分類 509.6
  • Cコード C3004

出版社内容情報



自然と人工の統合というシステム科学のテーマについて記述された名著であり、人間の心と人間の組織を理解する基本的方法が解説されている。

●部分と全体をまたぐ
個体を超えて、まるで一つの生き物のように呼吸する社会や自然……。システムの「部分」と「全体」は決して切り離されたものではない。豊かな細部はめまぐるしく変化し、時として全体が思いもかけない表情を見せる。「知」はそのふるまいを部分と全体をまたぐ「関係」の中に記そうとしている。

 近代科学は対象を冷ややかに見つめ、解剖するように分割する方法で自らの知に取り込む作業を長く試みてきた。これらの「科学的方法」は、細部にむかって洗練され、研ぎ澄まされて、社会の機械的な発展を促してきた。
しかし、自然や生命、社会のふるまいは、そのような断片化・細分化した「知識」の単なる集合では捉えがたいことが判明しつつある。
最先端の知が「複雑系」「カオス」「システム」「ファジー」「情報幾何学」といった「全体と関係」への視点を踏まえた独創的な方法論を通じて、この豊かな全体像を捉えようとする果敢な試みを紹介する。

内容説明

「人工物の科学はいかに可能であるか」本書は必然性ではなく、環境依存性―「いかにあるか」ではなく「いかにあるべきか」―に関与するデザインの諸科学、すなわち人工物の科学(The Sciences of the Artificial)の本質を明らかにし、その可能性を問うものである。

目次

1 自然的世界と人工的世界の理解
2 経済的合理性:適応機構
3 思考の心理学:自然と人工との結合
4 記憶と学習:思考に対する環境としての記憶
5 デザインの科学:人工物の創造
6 社会計画:進化する人工物のデザイン
7 複雑性に関する諸見解
8 複雑性の構造―階層的システム

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

8
環境に適応するためヒトは人工物を作る一方、環境との関係は複雑系システムを免れない。なぜなら、環境の複雑さを単純化すれば環境全ての理解はできず、人工物を環境に適応させるのもなお困難となるだからだ。この難問に対して著者は、進化論的観点から最適化を求める論理をデザインと呼び、環境に対するヒトの概念形成の遅さに注目する。その落差を人工物にシミュレートさせて知識と記憶を強化し、環境に適応できる社会、組織、個人の心をデザインする未来を描く。原題はThe Sciences of Artificial(初版1969)。2018/09/05

Z

8
正直優れているとは思わなかった。経済的な合理性(新古典派)に対し、人間はそんな合理的じゃないというよく有る批判があって、非合理的な過程を取り込んだ形でケインズなり社会学なり経営学、ゲーム理論、行動経済学なりが分析方法を発展させているが(よってどのような非合理性を扱うが読解のキモと思う)ハーバードサイモンは目的合理性を対置(例えば企業買収は短期の損益だけでなくライバル企業の淘汰など単純な均衡概念で扱えない)し環境と人工物(物から社会など幅広い)の関係をデザインなる用語で、どのようにあるかではなくどうあるべき2016/06/24

珈琲好き

7
経済学は有用な知恵ではあっても科学にはなりえない。/限定された合理性という考え方が1950年代からあったのは驚きだった。2015/08/02

ちゅん

5
コンピューター・サイエンスのみの話ではありません。 世の中におけるモノ、目的を持ったモノ(これを本書ではシステムと呼称)はどんな性質を帯びているかを体系的に述べた名著です。抽象的な話が続いて咀嚼ができていませんが、この本をもっと理解できたときには製品や仕組みのあるべきが見えてくるのではないかと思いました。とりわけ、デザインの話が個人的に面白かったです。2017/10/09

ポカホンタス

4
ある偉い先生から勧められて読んだ。こりゃすごい、と思った。人工物とは、デザインとは。明確な定義、斬新な見解。目からウロコがいっぱい落ちた。まとめのレジュメをブログにアップしています。2010/07/24

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