内容説明
本書は、UNIXというAT&Tベル研究所の商標をもつオペレーティング・システムに関する論文を特集したテクニカル・ジャーナルの第2版である。UNIXオペレーティング・システムは、1969年にK.ThompsonとD.M.Ritchieにより発案された。その後の発展は、業界においても学界においても、まさに目を見張るものがある。
目次
UNIXタイム・シェアリング・システムの発展
UNIX環境におけるプログラム設計
Blit―多重化されたグラフィクス端末
BlitによるCプログラムのデバッグ
UNIXオペレーティング・システムの安全性
UNIXシステムのcryptコマンドにおけるファイルの安全保障
Cの発展―過去と未来
Cにおけるデータ抽象化
マルチプロセッサUNIXオペレーティング・システム
システム/370のUNIXの実現
UNIXの移植の経験
UNIXの性能の進展
命令計数によるプロファイリング
実用的な整列ルーチンを構成する際の理論と実際
適正割当てスケジューラ
仮想プロトコル・マシン
UNIXが稼働するコンピュータのネットワーク
ストリーム入出力システム