内容説明
本書は魚介類のおいしさやその成り立ちなどについて書かれたものですが、文系のエッセイストが書き記したソフトな感覚の書ではなく、科学者が書いたややハードな感覚の読み物となることを意識して作りました。文化的・歴史的な事柄だけでなく、自然科学の感覚を取り入れた書物です。
目次
第1章 「おいしさ」って何だろう?
第2章 味の本体はエキス成分
第3章 刺身のおいしさの秘密
第4章 「関さば・関あじ」物語
第5章 「介」類のおいしさの秘密
第6章 「煮もの」「焼きもの」のおいしさの秘密
第7章 すしのおいしさの秘密
第8章 蒲鉾と一夜干しのおいしさの秘密
第9章 鮎うるかのおいしさの秘密
第10章 珍味類の風味の秘密
第11章 塩はおいしさの演出家
第12章 安全でおいしい水産食品の未来に向けて