内容説明
これは新しい形の嫁と姑の闘いだ。
目次
「作家・井上ひさし夫妻離婚!」の実像と虚像
好子さんはこんな女房、こんな母親だった
姑だった私のことも、話してみましょうか
息子ひさしの欠点は、コレです
不倫時代の「好子さん」たちへ、言いたいこと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
澤水月
3
井上ひさし実母著。不倫で(後にひさしDVが原因と妻が暴露)出奔した元嫁への悪口雑言…も多いが何度も「憎めない魅力があるひと」と語ったりも。ひさしのDVを冒頭であっさり明かしてる(笑)。「ひさしの大きな欠点を挙げるとしたら夜のサービスがよくできなかった」! 不倫ブームを「奈良の大仏さんが精液流したみたいに日本がメロメロ」と書いたり性の話題が大量で予想外の面白珍本。なぜかおふくろ料理のレシピつき。妻罵倒手書き部はひさしが加筆したとの噂もあるようだが…(大量の手書き文字がひさしの筆跡そのものとの説もあるとか?)2010/05/24
kokada_jnet
1
井上ひさし夫婦離婚直後に、ひさし母が書いた、好子バッシング本。澤水月さんは「ひさしのDVを明かしている」としているが。浮気がばれた時に殴ったことを書いているだけで。日常的なDVについては触れず。むしろ好子のほうが、ひさしをよく殴っていたという調子。また、離婚時にひさしに次の恋人がいたことにも、軽くしかふれず。基本的にひさしは聖人、好子は「憎めないところもあるが、性格破綻者」の論調なので、読んでいてどんどん不快になる。三女・麻矢の本によると、双方ともかなり特異な性格の夫婦だったようだ。2010/06/03