内容説明
「とんちんけん」は、ラーメンのおいしいおみせ。ところが、あるひやってきたおきゃくはひとくちだけたべて、かえってしまいました。つぎのひも、そのつぎのひも「ふしぎなおきゃく」は、やってきて…月刊絵本「おはなしチャイルド」1981年の名作を復刊。
著者等紹介
肥田美代子[ヒダミヨコ]
大阪市生まれ。大阪薬科大学卒業。前衆議院議員。在任中、国際子ども図書館設立。「子どもの読書活動の推進に関する法律」「文字・活字文化振興法」の制定にかかわる。(財)出版文化産業振興財団(JPIC)理事長
岡本颯子[オカモトサツコ]
1945年生まれ。武蔵野美術大学芸能デザイン科卒業。絵本の他、舞台装置、衣装なども手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
77
『とんちんけん』は評判のラーメン屋さん。訪れたお客はスープの最後の一滴まで飲み干すほどの美味しさ。ところがある日、帽子にマフラーの完全武装でやってきたお客さんは、一口だけ食べてさっさと帰ってしまいました。しかも一度ならずも二度三度。スープ……よし。メン……よし。やきぶた……よし。自慢のラーメンのどこがダメなのか、どうしても分かりません。納得できなくなった店主はついに、そのお客の後を追いかけ理由を聞こうと思うのです。寒い日はラーメンが無性に食べたくなります。だって……あったかいんだからぁ♪ m(_ _)m2015/02/15
舞
71
小学生の時、何回も何回も読んだ,お気に入り!懐かしいな。。また読みたい。ラーメンが食べたくなる~ 不思議に楽しい本だったな~!
ぶんこ
62
表紙から既に不思議感満載で、また絵と色彩も楽しくて、そしてラーメン食べたい。けんさんも不思議なお客さんも努力家です。巷のラーメン屋さんも研究熱心で努力家が多いですね。著者の肥田さんは元国会議員で在任中に「国際子ども図書館」を設立とありました。こんな議員さんが増えると嬉しいです。2017/02/01
パフちゃん@かのん変更
55
「とんちんけん」はラーメンがおいしいと評判のお店、なのに毎晩来ては少ししか食べずに残して帰ってしまう不思議なお客。そのわけは・・・。ああ、おいしいラーメンが食べたくなりました!2014/06/07
竹園和明
36
人気のラーメン店「とんちんけん」で腕を奮うけんさんの前に、一人のお客さんがやって来た。「ラーメン一丁、とびきりうまいのをね!」。でもそのお客、一口すするとお金を払って帰ってしまう。次の日も、その次の日も…。ある日、けんさんは帰って行くお客の後を追う。田んぼ道を抜け山道に入り森の中へ。辺りは雪だ。どんどん行くと、その先に仄かな灯り。そこでけんさんが見たものは…。我が家のお嬢と息子くんが小さな頃、一番好きだった絵本。二人がいなくなった部屋で見つけ、しばし読み耽る。ウチの幸を演出しくれて、ありがとう!。2022/10/08