内容説明
まちのうらみちにあるひぽつんとたてられた『めしやかいてん』のたてかんばん。ふらりとひとりのおきゃくがやってきた。「これはかくれためいてんか？」そっとあおいのれんをくぐってみると…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tokotoko
43
「めしや」ののれんのところにね、ちらっとのぞいてる可愛い顔、見えますか？お店のご主人で、オバケです。もっと拡大版がみたいな！どんなお料理作るんだろ！？って思われたら、ぜひ！読んでみてください。隠れた名店かも・・・しれませーーん！！※注意※あたたかい服装で読まれることを、オススメします。2015/10/05
Willie the Wildcat
38
冷や飯・・・。以前日本で、「冷たいお茶漬け」を夏に食したことを思い出す。発想の転換？！主人公の主旨とは異なるも、予想外の反響に、現代の消費者心を垣間見る。絵は、元気が溢れる水彩画。お気に入りは、「店じまいして引越し」するところ。やっぱり調理道具と看板は手放せない。職人だもんね！”あとがき”のエピソードも微笑ましい。（笑）2013/12/29
ソルティ
33
これは子供たちみんなよく読んだ。おばけと食べ物が入ってるからかな、好きだよなー。ひやめしやは夏に繁盛します。冬は全く流行りません。どんなにおどかしても夏は喜んじゃってどんどんお客さんが増えてついには暑くない場所に引っ越ししてしまいます。冷や飯ってきっと美味くないだろうな、って思うんだけど、この話のご飯は美味そうに見えるのよねー。
たまきら
30
こわいようなこわくないような、こういうお話なら最近めっきり怖がりになった娘さんも楽しめるのね。私は冷えたお味噌汁っておいしいとも思う私は少数派だとおもっていたんですが、インターネット検索ってすごいですよね。冷たいご飯を愛好する人って結構いるんですのよ。そんなことを思いながら読みました。ちなみに娘さんはぬるい温度が好き。イタリア人の友人もそうだなあ。2018/10/23
うしこ＠灯れ松明の火（文庫フリークさんに賛同）
23
町の裏道に新しくオープンした「ひやめしや」隠れた名店かもしれないと暖簾をくぐったお客さん。しかし出される料理はどれも冷たくて・・。確かに冬にこんなに冷たいものばかりだされたら、逃げ出したくなりますよね。しかしおばけのご主人。季節感も必要ですよ。
