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ちいさなしんぱい

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 28X28cm
  • 商品コード 9784893172457
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

内容説明

くまのアルシバルドはあさくもがぽっかりそらにうかんでいるのを、みつけました。みているうちになにかおこるようなきがして、なんだかしんぱいになりました。にげても、にげてもくもは、どこまでもおいかけてきます…。

著者等紹介

エルボー,アンネ[Eerbauts,Anne]
1975年、12月27日にブリュッセルで生まれる。ブリュッセルの王立美術アカデミーでイラストとコミックを学ぶ。主な作品に絵本『エドワールとアルマンの冒険』シリーズや絵本『ちいさな心配』などがある。現在は、ブリュッセル近郊に住む
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

75
不安のタネって目にみえないことが多いけど、得体の知れないものがチラチラ視界に入るのもストレスですね。くまのアルシバルドの場合は朝、頭の上に小さな雲がぽっかり浮かんでいました。みているうちに何かが起こるような気がして、心配になりました。逃げても逃げても雲はどこまでも追いかけてきます。気分を変えようとしてもダメ。追い詰められた彼は……。作者のアンネエルボーさんはプロになる前、絵本とコミックの勉強をしていたそう。その片鱗がかいまみえるようなタッチの作品でした。2000年11月初版。2015/01/31

とよぽん

48
くまとくものお話。「たすけて。」のページがインパクト大。くまは意外と小心者? それとも、このアルシバルドが特別? 中国の故事成語「杞憂」と似たようなことだった。色づかいがビビッドで、燃えるような赤が特に。2021/08/20

シナモン

35
図書館にて。ある日目覚めると熊のアルシバルドの頭の上に小さな雲が。どうやってもその雲が消えず最後には泣き出してしまう。小さな雲はなくなるのか…。ちょうど今、私自身、心配事を抱えていて常に頭から離れず、というタイミングでこの本に出会った。絵本だけれど、私だけじゃないんだと励まされた。なかなか奥が深い。大人もいっそ大泣きすればすっきりするのかな。2019/07/10

くぅ

31
なんだか切ないよね。特に大事件ってわけじゃない話だけれど(こんな言い方したらアルシバルトには悪いけどね)こういう自分ではどうしようもないモヤモヤについて回られることって大人になると本当によくあるし、どうしようもない時の「たすけて。」にはキュンとします。そしてモヤモヤが嘘みたいに急にはれたり…。子供用というより悩める大人用かな。頭の上のモヤがコロナみたいよ。いつか私たちの頭の上も晴れるかしら。(4歳4ヶ月)2021/09/12

おはなし会 芽ぶっく 

16
くまのアルシバルトが目覚めると頭の上に小さな雲。何をどうやっても消えない雲に、アルシバルトが泣き出してしまうと…。赤を基調とした絵本の中に、白地に「たすけて。」の文字のページ。泣いてもいいんだよ、と張りつめている心を緩やかにしてくれる印象です。2021/09/09

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