感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
太田青磁
14
高校の日本史の授業では、古代から近世当たりまでで、近現代史は選択科目でした。近現代史こそ全員必修で知っておかなければと感じます。大政奉還は江戸城無血開城のイメージでしたが、戊辰戦争は東北から北海道まで続く激しい内乱でした。第一次大戦後のパリ講和会議で、世界で始めて日本が人種差別禁止を提言しています。太平洋戦争でリトルボーイとファットマンという2発の原爆が投下された意味、そして、チャーチル元英国首相がVサインを「世界の平和は、この二本、広島と長崎によって完成された」と語ったことは強烈に胸に響きます。2012/06/06
coolflat
7
それにしても、石原莞爾とか、右翼に対する思い入れが強すぎる。そういう“クセ”が強すぎるため、受験参考書には向くのか疑問。まあ、その点をすっ飛ばして読めば、参考にはなるのだろう。最低限の基本は抑えているし、流れもつかめる点で、導入には持ってこいなんだろう。巻末の政権担当者別・戦略暗記ボード(全総理大臣の顔写真と主な政策列挙)が最も役に立つと個人的には思うが。2015/05/22
あきよし
6
古代の方に受験グッズとしての感想を書いたので、こちらには本としての感想を書きます。この近現代史で私は泣きました。まさか参考書に泣かされるとは思ってなかったので自分で驚きました。とても面白く、そして深い話が多かったと思います。歴史に興味がある方には勉強と関係なく是非読んで頂きたい一冊です。2011/07/21
ぽん教授(非実在系)
4
石原莞爾が好きすぎるためか、かなりのページで出てくる。でも取り上げるだけあって面白い。もちろん、ちゃんと入試頻出のデータもきちんと扱ってるのでそこはご心配なく。 ただ、超速とあるだけあってさらっと読んで流れを理解しやすい分、この一冊で網羅出来ているわけではないため、著者の別の本が必要になってくることには注意しなければならない。2013/04/16
なーちゃま
3
軍隊の歴史が嫌いだった私が、好きになれた本。近現代史に面白みを感じられず、歴史を学ぶことに飽き飽きしてしまった時に手に取ると面白い。若干右寄りではあるが、間違った過激なことが書いてある訳では無いので日本のことを少し好きになれるかも。ただ、現代史は箇条書きなので使い物にならない。2017/01/12