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サン=ジェルマン=デ=プレ入門

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  • サイズ A5判/ページ数 293,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784892570469
  • NDC分類 293.5
  • Cコード C0098

内容説明

戦後のパリの穴倉で、飲んで、踊って、愛し合う…サルトル、ボーヴォワール、カミュ、メルロ=ポンティ、コクトー、ピカソ、クノー、プレヴェール、ツァラ、ブルトン、アルトー、ジュネ、グレコ、バディム、エリントン、マイルス…そしてヴィアン!総勢500名にも及ぶ有名・無名の登場人物とともに、戦後のパリを彩ったサン=ジェルマン=デ=プレの狂躁の日々が甦る。

目次

導入部(地理的条件;住民;経済的発展)
第1章 事実と神話(伝説的な事実と伝統的な神話;本当の事実と神話)
第2章 詩華集と名士
第3章 街路
第4章 薬量学と用法(サン=ジェルマン=デ=プレ族の教理問答集)

著者等紹介

ヴィアン,ボリス[ヴィアン,ボリス][Vian,Boris]
1920年、パリ郊外に生まれる。エンジニア、小説家、詩人、劇作家、翻訳家、作詞・作曲家、ジャズ・トランペッター、歌手、俳優、ジャズ評論家など、さまざまな分野で特異な才能を発揮した稀代のマルチ・アーチスト。第二次大戦直後、“実存主義的穴倉酒場”の流行とともに一躍パリの知的・文化的中心地となったサン=ジェルマン=デ=プレにおいて、“戦後”を体現する“華やかな同時代人”として人々の注目を集め、“サン=ジェルマン=デ=プレのプリンス”とも称される。1946年に翻訳作品を装って発表した小説『墓に唾をかけろ』が“良俗を害する”として告発され、それ以後、正当な作家としての評価を得られぬまま、1959年6月23日、心臓発作により39歳でこの世を去る。生前に親交のあったサルトルやボーヴォワール、コクトー、クノーといった作家たちの支持もあり、死後数年してようやくその著作が再評価されはじめ、1960年代後半には若者たちの間で爆発的なヴィアン・ブームが起こる

浜本正文[ハマモトマサフミ]
1941年、山口県生まれ。京都大学文学部仏文科卒業。愛知大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

兎乃

7
再読。2014/07/19

ラウリスタ~

4
最初のほうは抱腹絶倒のシーンもところどころ。後半は知らない人の紹介がだらだらと・・・。こんな本よく日本で出版したなと感心します。パリに行く機会があればこの本片手に(ちょっと重い)サンジェルマンデプレを歩きたい。2010/02/27

ukknok

1
桜庭一樹が『書店はタイムマシーン』で書いてたように、TRPGのワールドガイドや設定資料集のみたいだ。固有名詞はよく分からなかったが、写真が多くて当時のパリの雰囲気が楽しめる。エロスも含めた猥雑な文化の記録。2011/03/01

保山ひャン

0
自身も中心人物だったサン=ジェルマン=デ=プレの愛に満ちた抱腹絶倒のガイド。なんだここに住む人を「原住民」「一時侵入者」「穴居人」などにわけるとは!名士の紹介は、ボーヴォワール、サルトル、カミュ、クノー、ジュネ、プレヴェール、シモーヌ・シニョレ、今月引退のジュリエット・グレコ、アンヌ=マリ・カザリス、ジャコメッティ、メルロ=ポンティといった有名どころから、寡聞にして知らなかったポムラン(嘘つき講演で「売春のメリット」を説いたりした!)まで、百花繚乱を呈する。サン=ジェルマンカクテルのレシピつき!面白い!2015/04/30

Takehiko Hosoda

0
いつの時代もどこの国でもこのようなサブカルチャー的な整地はあって他人とは違うと自負するものたちが集まるものなんだろう。時代が違うから影響力のあるメディアが活字だったりロックが存在しないからその役割がジャズだったり。この本はプレミアム付きで高かった。2015/03/19

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