内容説明
15歳のときの作品(詩4篇、小説)ピンク女優・浅香なおみ時代の写真、自殺直前までの6年間の手紙など初公開資料、詳細年譜、書誌他収録。
目次
男のヒットパレード(ビートたけし―テレビ局の陰惨;坂本龍一―GRASS‐HOPPER ほか)
女のヒットパレード(佐藤愛子 核心インタビュー まな板に足をのせ、包丁を一閃!骨まで斬れたわ;浅川マキ―すてきな中年 マキ ほか)
書簡 いづみからいづみへ―金子いづみへの手紙=1980年5月5日~1986年1月25日
スチール写真 ピンク女優・浅香なおみの頃
詩 暗転
戯曲 ある種の予感
書評(生きることのかなしみ―太宰治『ヴィヨンの妻』;透明な鏡―川端康成『雪国』;退屈で憂鬱な10年―栗本薫『ライク・ア・ローリングストーン』)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kokada_jnet
19
鈴木いづみが死んだから、みんな安心して褒められるんだよね。生きていたら「面倒くさい人」って、絶対、敬遠していたでしょう。晩年は執筆活動もできなくなり「アルバイトしている」と書いてある。彼女が最後に選んだジャンルがSFだったというのも、因果だなあ。著書再刊後の最初のマスコミの記事が、日経の「伝説のポルノ女優の小説相次ぎ出版」というのも酷い記事名。ポルノ女優としては1年ぐらいしか活動していないのに。2016/08/17
鏡子
3
精神/心理/感情/人間/男/女という言葉が此処そこに飛び交う。いづみは24まで自責の念が強かったが、阿部薫と出会って「君は悪くない。世界が悪いのだ」と云われる様になってから、他罰的性格になったそうだ。実は自分もそうで、ある男と出会ってからひどく他罰的になっているように感じていたので、一緒なもんで驚いた。最後に年譜が細かくついているのでありがたい。ビートたけしと対談。たけしさんの感覚は、わからない部分もあったが好きな部分もあった。2012/03/19
ほっさん
1
★★★★☆
skellig@topsy-turvy
1
興味深かった。「鈴木いづみ」という存在をより知るためには不可欠の1冊。2012/08/24
marinefrancaise
0
対談集。ビートたけしさんも出てますよ。
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- 和書
- 幸福論 講談社現代新書