内容説明
ステラは星、ルナは月―ということですから、日本風にいうと「光子」さんでしょうか。この絵本はコウモリの光子さんが、幼くして母さんと別れ、鳥の母さんにめんどうをみてもらい、そこの子供らと仲良くなりながら育っていく。そしてある日、母さんと再会する。それから仲間と出会い、コウモリらしさを取り戻す。けれども、生き方はちがってもアメリカ生まれの絵本らしく、おおらかな友情物語です。キャノンさんは優しい筆使いで繊細に光子さんの日々を描きあげています。全米の書店に最も愛された絵本。1994年ABBY賞受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
19
好きな小説で、子供が大事に読んでいる本がこの絵本だったので読んでみました。迷子になったコウモリが自分自身を見出しつつ、種の違うきょうだいたちとも親交を深めていく部分にほっこり。娘は中表紙のイラストに笑っていました。久々に一緒に読んで楽しかった。2020/07/15
おはなし会 芽ぶっく
11
今江祥智さんの『はじまり はじまりー絵本劇場へようこそ』で紹介されていた絵本。こうもりのステラルーナは、赤ちゃんの時にフクロウに襲われ森の中へ落ちてしまった。鳥の巣へ落ちて助かり、鳥として生きていくことになってしまう。小鳥達との違いを感じながらも成長し、すっかり自分を鳥だと思うようになったステラルーナは、オオコウモリ達と出会い自分がオオコウモリであることを知ることになり、母親とも再開するが…。アメリカでは人気でアニメ化もされているそうです。2020/04/04
蘇芳
0
読み聞かせ。いつか大人になった時に思い出して欲しいお話。2021/02/24