内容説明
オレンジの薫る谷間の自室で、クリシュナムルティは独りテープに向かって語りはじめる。清新で率直なこの〈最後の日記〉には、クリシュナムルティの思想がみずみずしく息づいている。
目次
樹の沈黙を聴く
オレンジの薫り
夜明けの静まり
無時間の知覚
岩のひびき
いのちの終焉
時間は人間の敵なのか
子供たちの未来
時のない朝
なぜ戦争は起きるのか
知識の彼方にあるもの
不可測のものを何で測るのか
思考と洞察
セコイア杉の森の生きものたち
瞑想のささやき
真理を拾う
最も危険な動物
空を舞う鷹
花の秩序
潮の満ち干を見つめて
言葉の持つ意味
夜明けはいつも美しい
戦争は何も解決してくれない
科学・宗教・教育
断片化のない動き
死とは何だろう