著者等紹介
大森寿美男[オオモリスミオ]
1967年生まれ。劇団「自家発電」を旗揚げし、作・演出を手掛ける。1990年代前半には渡辺えり子主宰の「劇団3○○(さんじゅうまる)」の公演に俳優として出演。現在は、脚本家、演出家として活躍。テレビドラマ「トトの世界~最後の野生児~」(NHK‐BS2)で当時史上最年少で向田邦子賞受賞
天童荒太[テンドウアラタ]
1960年、愛媛県生まれ。明治大学文学部演劇学科卒業。86年に『白の家族』で第13回野性時代新人文学賞を受賞。93年には『孤独の歌声』が第6回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。また、96年には『家族狩り』で第9回山本周五郎賞を受賞。2000年にはベストセラーとなった『永遠の仔』で第53回日本推理作家協会賞を受賞。09年『悼む人』で第140回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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雨巫女。@新潮部
11
《私‐図書館》原作も舞台も観ていないが、注目していたんですよ。図書館で見つけて借りて来て、すぐ読んでしまいました。(笑)向井理さん主演でしたよね。悼む人よりも、周りの人の方が大変だ。2013/08/28
読書国の仮住まい
1
同作の戯曲本。 この向井理さんのあらゆるものの本質を自分の目で見ようとする、というのは違う気がする。 静人は誰かの話を聞くだけで、それが事実であるかどうかは問題にしていない。 周りに振り回されることなく、は間違いなくそうだが。 戯曲化した大森さんが静人に共感できないと書いておられたので、自分だけではないのだなと安堵した。 だがその共感できないことが大事で、共振を狙った作品であると評価している。 快・不快に関わらず静人が響く瞬間に物語が始まるというのなら、著者の世界に引き込まれていたのかもしれない。2020/09/24
みかさ
1
原作と少し違った感じで楽しめました。長いセリフが多いので大変そうだなと。2012/10/27
ことぶき2011
1
たしか明日(10月19日)がパルコ劇場での初日じゃなかったかな?戯曲を読む限りでは、この説明だらけのセリフを、どう退屈させないように観せるのか興味あります(忙しくて行けないのだが)。しかし静人を演じるのは難しそうだなぁ・・・。向井ファンは原作を読んでから観に行くのだろうか?いっそのこと、説明をどんどん排除して「読んでないヤツは知らん」的な創りをした方が面白いのかもしれないな。2012/10/18
ao
1
原作を芝居にするために、設定だけを利用した印象。結構、え、そんなこと原作では言ってなかったじゃんみたいなことも多々。大森版『悼む人』ですね。これが、お芝居としてどう演じられるかが楽しみではある。2012/10/08