内容説明
「真の彫刻は、関係を破壊する実践からしか生まれないだろう」オブジェの世紀のただなかで彫刻をみつめつづけた批評家の四半世紀にわたる彫刻論集成。“世界の声”を宿す彫刻をもとめて。
目次
1 現代彫刻を考える十二講(はじめに仮説あり;不透明な、特殊な、物体 ほか)
2 二十世紀の彫刻(「類彫刻」の時代;存在にさす移ろいの影)
3 帰還、あるいは逍遙(彫刻とは「分からぬ」ものなり;彫刻の不透明性について ほか)
4 とどまる手と超える手の間で(“かたまり彫刻”とは何か;彫刻は「関係」からの超出を志向する)
著者等紹介
峯村敏明[ミネムラトシアキ]
1936年、長野県に生まれる。東京大学文学部卒業。美術評論家。多摩美術大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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