出版社内容情報
『Microsoft Windows Server 2003リソースキット導入編』は、Windows Server 2003開発チームが公開する公式技術リファレンスです。全7巻で構成されており、Windows Server 2003の設計と展開に必要なガイドラインと詳細情報を提供します。Windows Server 2003の導入を担当するネットワーク管理者、システム管理者、システムコンサルタント、情報技術（IT）部門の方にお勧めします。
本書「5 システム自動展開」では、Windows Server 2003のインストールを自動化して、複数台のコンピュータに展開する方法を解説します。無人インストール、Sysprepを使用したイメージベースのインストール、RISを使用したインストールの3種類の展開方法を説明した後、ユーザー状態の移行方法を解説します。
付属CD-ROMには、Windows Server 2003の導入と運用に役立つツールや、設計と展開をサポートする作業テンプレートなどが多数収録されています。
Microsoft Windows Server 2003リソースキット導入編5 システム自動展開 目次
本書について
表記と用語
リソースキット付属CD-ROM
リソースキットのサポートについて
本書に掲載されているWeb サイトについて
本書で使用したハードウェアとソフトウェア
第1章 自動インストール方法の選択
1.1 自動インストールの概要
1.1.1 自動インストール方法の選択手順
1.1.2 自動インストールの基本
1.2 クリーンインストールとアップグレードに関する選択
1.3 ソフトウェアに関する検討事項に基づいた選択
1.3.1 オペレーティングシステムに基づいた選択
1.3.2 アプリケーションに基づいた選択
1.3.3 サーバーの構成に基づいた選択
1.4 ネットワークとハードウェアの構成に基づいた選択
1.4.1 ネットワークトポロジに基づいた選択
1.4.2 ハードウェアインベントリに基づいた選択
1.5 ディレクトリサービスに関する検討事項に基づいた選択
1.6 追加情報
第2章 無人インストールの設計
2.1 無人インストールの概要
2.1.1 無人インストールの設計プロセス
2.1.2 無人インストールの基本
2.2 無人インストールのためのハードウェアとソフトウェアの評価
2.2.1 ハードウェアとソフトウェアの互換性の評価
2.2.2 追加のデバイスドライバの確認
2.3 インストール方法の決定
2.3.1 可能なアップグレードパスの評価
2.3.2 アップグレードとクリーンインストールの相違点の評価
2.4 配布方法の選択
2.4.1 配布方法の評価
2.4.2 配布プロセスの設計
2.5 無人インストール用のインストール前の作業の設計
2.5.1 無人インストール用のユーザー状態の移行計画の作成
2.5.2 無人インストール用のディスク構成計画の作成
2.5.3 動的な更新の計画
2.6 無人インストール用の応答ファイルとセットアップ設定の設計
2.6.1 自動化するインストール作業の設計
2.6.2 自動化するインストール後の作業の設計
2.6.3 セットアップの設定の設計
2.7 起動メディア、応答ファイル、配布共有の作成
2.7.1 インストール先のコンピュータ用の起動メディアの作成
2.7.2 応答ファイルの作成
2.7.3 配布共有の作成
2.8 無人インストールの実行
2.8.1 セットアップCD-ROMを使用した無人クリーンインストールの実行
2.8.2 MS-DOS起動ディスクを使用した無人クリーンインストールの実行
2.8.3 32ビットオペレーティングシステムを使用した無人クリーンインストールの実行
2.8.4 無人アップグレードインストールの実行
2.9 追加情報
第3章 Sysprepを使用したディスクイメージによるインストールの設計
3.1 ディスクイメージによるインストールの概要
3.1.1 ディスクイメージによるインストールの設計プロセス
3.1.2 ディスクイメージによるインストールの基礎知識
3.2 ディスクイメージによるインストールに対するインベントリ要件の識別
3.2.1 ディスクイメージによるインストールに影響を与えるハードウェアの識別
3.2.2 ディスクイメージによるインストールに影響を与えるソフトウェアの識別1
3.2.3 ソフトウェアとハードウェアの互換性の確認
3.3 ディスクイメージの定義
3.3.1 オペレーティングシステムの違いの評価
3.3.2 ハードウェアの違いの評価
3.3.3 ソフトウェアの違いの評価
3.3.4 オペレーティングシステムとソフトウェアの設定の評価
3.4 イメージ配布プロセスの設計
3.4.1 ディスクイメージ複製ツールの選択
3.4.2 イメージの配布方法の選択
3.5 ディスクイメージによるインストール前の作業の設計
3.5.1 ディスクイメージによるインストール用のユーザー状態の移行計画の作成
3.5.2 ディスクイメージによるインストール用のディスク構成計画の作成
3.6 セットアップ作業の自動化の設計
3.6.1 Mini-Setup前の作業の自動化
3.6.2 Mini-Setup中の作業の自動化
3.6.3 Mini-Setup後の作業の自動化
3.7 ディスクイメージの作成
3.7.1 マスタインストールの構築
3.7.2 Sysprepの実行によるマスタインストールの準備
3.7.3 マスタインストールのディスクイメージの作成
3.8 インストール先のコンピュータ用の起動メディアの作成
3.8.1 起動メディアの選択
3.8.2 起動メディアの作成
3.9 ディスクイメージの展開
3.10 追加情報
第4章 RISインストールの設計
4.1 RISの展開プロセスの概要
4.1.1 RISを展開するプロセス
4.2 RISインストールの計画
4.2.1 クライアント要件の識別
4.2.2 RISサーバー要件の評価
4.2.3 マスタコンピュータ要件の評価
4.2.4 既存のネットワークインフラストラクチャの評価
4.2.5 RISネットワークのセキュリティの計画
4.3 RISによるインストールの設計
4.3.1 RISインストールのタイプの設計
4.3.2 RIS展開モードの設計
4.3.3 CIWプロセスの設計
4.3.4 RISサーバー構成の設計
4.3.5 RISテスト環境の設計
4.4 RISの構成と展開
4.4.1 RISテスト環境の作成
4.4.2 ネットワークサポートの構成
4.4.3 実働環境用のクライアントの構成
4.4.4 実働環境用のRIS サーバーの作成
4.4.5 マスタインストールの構成
4.4.6 配布共有の構築
4.4.7 RISサーバーの構成
4.4.8 CIWの構成の作成
4.5 オペレーティングシステムの展開
4.5.1 ネットワークブートの使用
4.5.2 RISブートフロッピーディスクの使用
4.6 追加情報
第5章 ユーザー状態の移行
5.1 ユーザー状態の移行の概要
5.1.1 ユーザー状態の移行プロセス
5.1.2 移行プロセスで使用するツール
5.2 ユーザー状態の収集方法の選択
5.2.1 手動による移行
5.2.2 スクリプトを使用した手動による移行
5.2.3 中央からの自動化
5.2.4 ユーザー主導の移行
5.3 移行するコンテンツの識別
5.3.1 移行するユーザーデータの識別
5.3.2 移行するユーザー設定の識別
5.4 詳細な移行計画の作成
5.4.1 記憶域とデータの問題の解決
5.4.2 セキュリティの問題の識別
5.4.3 レジストリエントリの変換と再配置
5.4.4 ドメインの移行に向けての計画の調整
5.4.5 移行スケジュールの作成
5.4.6 ユーザーへの通知
5.5 移行プロセスのテスト
5.6 追加情報
用語集
索引
内容説明
本書では、Ｗｉｎｄｏｗｓ Ｓｅｒｖｅｒ２００３のインストールを自動化して、複数台のコンピュータに展開する方法を解説します。無人インストール、Ｓｙｓｐｒｅｐを使用したイメージベースのインストール、ＲＩＳを使用したインストールの３種類の展開方法を説明した後、ユーザー状態の移行方法を解説します。付属ＣＤ‐ＲＯＭには、Ｗｉｎｄｏｗｓ Ｓｅｒｖｅｒ２００３の導入と運用に役立つツールや、設計と展開をサポートする作業テンプレートなどが多数収録されています。
目次
第１章 自動インストール方法の選択（自動インストールの概要；クリーンインストールとアップグレードに関する選択 ほか）
第２章 無人インストールの設計（無人インストールの概要；無人インストールのためのハードウェアとソフトウェアの評価 ほか）
第３章 Ｓｙｓｐｒｅｐを使用したディスクイメージによるインストールの設計（ディスクイメージによるインストールの概要；ディスクイメージによるインストールに対するインベントリ要件の識別 ほか）
第４章 ＲＩＳインストールの設計（ＲＩＳの展開プロセスの概要；ＲＩＳインストールの計画 ほか）
第５章 ユーザー状態の移行（ユーザー状態の移行の概要；ユーザー状態の収集方法の選択 ほか）
