内容説明
北朝鮮が米国からいよいよ「東アジア限定の軍事的パートナー」として認められ、日本が対中国のカードとしてほとんどスルーされつつあるのも、あたりまえじゃなかろうかと思います。北朝鮮の美点を検討することによって、逆説的に、日本のどこがどうダメなのか、ハッキリと見えてきます。結局は、マッカーサーの偽憲法を改正できず、自前で核武装すると決意できないことが、あらゆるタルミの根本原因だということが…。
目次
第1章 北朝鮮の言い分(アメリカ政府が北朝鮮を「テロ国家」のリストから外す理由;アメリカは全日本人の中にある「小沢一郎」的未熟さに愛想をつかした ほか)
第2章 アメリカの思惑(米政府はわざとショボくれた風采のヒル次官補を交渉役に送り込んだ;外患のある国は墜落しない。日本はただのカネヅルに落ちぶれた ほか)
第3章 無策の国ニッポン(拉致問題で露呈した日本の「保守」のブザマさ;今の北朝鮮なら「日本を操縦できます」とアメリカに売り込める ほか)
第4章 シナの日本潰しにはこう戦え!(北朝鮮の「シナからの引き剥がし」は、米軍が『孫子』を理解した証拠だ;記憶の短い者には国家指導の資格はない ほか)
著者等紹介
兵頭二十八[ヒョウドウニソハチ]
1960年生まれ。82年、陸上自衛隊に入隊。90年、東京工業大学理工学研究科社会工学専攻博士前期課程修了。雑誌編集者などを経て、現在は「軍学者」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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