内容説明
史上唯一のガラス人形のアニメーション『水玉の幻想』をはじめ、ジュール・ヴェルヌの世界を奇跡的な映像で実現した『盗まれた飛行船』『彗星に乗って』など、巧まざるユーモアと類例のないファンタスムを少年のこころで描きつづけたカレル・ゼマン、その夢見るような世界をおとどけします。
目次
ゼマンを知るために
カレル・ゼマンのすべて
山村浩二、ゼマンを語る
少年の夢
ゼマンに関して僕は
世界のすべてがおとぎ話
大真面目なマッドサイエンティスト
“チェコらしさ”って？
魔法と愛のボヘミアン
大笑いするアヒル
著者等紹介
おかだえみこ［オカダエミコ］
兵庫県芦屋市生まれ。横山隆一の「おとぎプロダクション」を経て、東映のＣＭプランナーとして働きながら、１９５９年「映画評論」にチェコアニメについての投稿をきっかけに評論活動をはじめる
石上三登志［イシガミミツトシ］
１９３９年、東京生まれ。映画評論家
古川タク［フルカワタク］
三重県生まれ。１９７０年代よりフリーランスのアニメーション作家、イラストレーターとして活動。２００２年、オタワ国際アニメーション映画祭「古川タク回顧特集上映」。現在トヨタのための短篇プロモーションビデオ制作中
山村浩二［ヤマムラコウジ］
１９６４年名古屋市生まれ。１９８７年東京造形大学卒業。子供向けの短編アニメーションを中心に、ＴＶ‐ＣＭ、ビデオパッケージのためのアニメーションを、粘土、写真、色鉛筆、マーカー、インクなど多彩な技法で制作。最新作『頭山』は２００３年アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされ、アヌシー国際アニメーション映画祭では日本人作家で初のグランプリを受賞した。現在、カナダ国立映画製作庁との共同制作で新作の準備中
黒坂圭太［クロサカケイタ］
１９８５年から短篇アニメーション映像を手がける。松本俊夫に師事。国内外の映画祭で数多く受賞。また武蔵野美術大学で後進の指導にもあたっている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
