出版社内容情報
日本を代表する執筆陣によるわかりやすい西洋美術史の決定版。随所に興味深いエピソードを収め、カラー図版600点、モノクロ図版500点を収録。西洋美術の流れをビジュアルに辿る格好の入門書。
内容説明
図版１０００点（内カラー６００点）、美術館めぐり、寺院めぐりが３０倍面白くなる本。近現代偏重を避け、古代、中世にも重点を置き、名だたる巨匠、傑作だけでなく、その周辺の芸術家、作品にも留意、フランス、イタリアに偏りがちな「西洋」美術史を改め、アメリカも含めたより広い、公平な視点から各国の美術を概観して、隠れた傑作をも紹介した。
目次
１ 古代の美術
２ 中世の美術
３ ルネサンスの美術
４ バロック・ロココ美術
５ 近代の美術
６ 現代の美術
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
帽子を編みます
59
息子の教科書でした。彼はほぼ使っていなかったように思います(怒)、私にお下がりしてくれるとのことです。図版多数、古代、中世、ルネサンス、バロック・ロココ、近代、現代と一通り網羅されています。必要なときに参照するのに良いかと思います。たまたま開いたページに載っているクラナハ「ユディット」、生首の断面が…。本を開いて占いに使うのも楽しいかもしれません。参考文献が充実しているので、これをつぶしていくのも面白そうです。2022/08/10
びっぐすとん
12
ウルトラセールでゲット。エーゲ文明から現代までの絵画のみならず、彫刻、建築についても説明のある良書。美術の基礎知識がないので、時代ごとに歴史的背景の紹介とともに特徴が説明されていて分かりやすい。内容がぎっしりなので、到底一度や二度では理解できないので、繰り返し読んでいきたい。今後美術鑑賞の際には良いテキストになりそう。2019/05/03
レニ
8
学生時代の教科書。 古代の原始美術から現代までを網羅して、分かりやすくまとめられた一冊。作品もカラーでわりとたくさん紹介されているし、絵画や彫刻だけではなく建築や、思想・時代背景まで分かるので歴史の本としても秀逸だと思う。巻末の人名索引と事項索引が便利で、「美術史」というと敷居が高い感じがするのだが、これがあるおかげで取っつきにくくなく、理解しやすいように感じる。2014/09/04
Simon Dazai
0
原始・古代から現代までの西洋の美術史（土偶や彫刻から絵画、概念芸術・現代芸術まで）を網羅している。美術運動が起こった原因や結果は詳細に語られ、芸術家のちょっとした逸話も含んでいる。カラー図版も豊富。西洋美術史の概要はこの一冊で十分理解できる。良書。2017/04/06
銀子
0
西洋美術・造形・工芸・建築などが網羅的にまとまっている本としては一番良いと思う。情報の参照として度々使っている。カラー図版も多い。2018/11/20
