内容説明
こころの秘密とメカニズムを探る!世界の最先端の研究者による必須の解説書!徹底したエビデンスの提示により、情動、記憶、学習など扁桃体の生体機能をわかりやすく説明。自閉症、統合失調症、アルツハイマー病など精神疾患との関係も論述。脳機能、神経科学、行動科学、心理学、精神障害に関心のあるすべての人に。精神科医、必読!
目次
第1部 動物モデルからみたヒト扁桃体の機能(霊長類扁桃体の神経解剖学;ヒトの扁桃体―他の動物からの洞察;AX+およびAX-パラダイムを用いたラット、サル、心的外傷後ストレス障害を有するヒト、有しないヒトにおける恐怖制止の測定 ほか)
第2部 ヒト扁桃体の機能(ヒト扁桃体機能の発達の視点からの展望;ヒトの恐怖条件づけと扁桃体;ヒトの扁桃体研究の方法論的アプローチ ほか)
第3部 ヒト扁桃体の機能障害(不安障害と扁桃体;統合失調症と扁桃体;自閉症と扁桃体 ほか)
著者等紹介
ウォーレン,P.J.[ウォーレン,P.J.] [Whalen,Paul J.]
米国ダートマス大学の精神・脳科学講座の准教授。正常の扁桃体‐前頭前野回路の機能の評価と、精神病理学におけるこの回路の機能の逸脱をみるために、情緒的な表情に対するヒト扁桃体の反応を研究している
フェルプス,E.A.[フェルプス,E.A.] [Phelps,Elizabeth A.]
米国ニューヨーク大学の精神・神経科学部門の教授(シルバー顕彰)。ヒトの脳が、とりわけ、学習、記憶、意思決定に関わるときに、いかに感情を処理するかという画期的な研究によって、高く評価されている。James S.McDonnell基金の21世紀の科学者賞の受賞者であり、アメリカ科学振興協会のフェローである。精神科学会と神経倫理学会の役員で、神経経済学会の会長を務めた。科学雑誌Emotionの現在の編集者でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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