出版社内容情報
小林 伸一郎[コバヤシ シンイチロウ]
著・文・その他
内容説明
少年の頃、私は、地図帳に載っている金、銀、銅などの鉱山マークを飽かず眺めては、どんな所だろうかと想像をめぐらせていた。しかし、30年たって見た新編地図帳には、鉱山マークのほとんどが消えているではないか!私は古い地図帳だけを頼りに、廃墟探しの旅に出た…。日本列島縦断廃墟探訪、北海道から沖縄まで、10年間の徹底取材。62カ所で撮影した、102点の写真を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yk
13
廃墟は惹かれるな~。しかも東京でけっこう載ってた。撮影が結構昔のものが多く、今は減っていってるんだろうな。"いわき仏の里"が廃墟になっているなんていうのはなんとも言えないです。2021/12/03
m 。
5
アール座。 廃墟が好きで、思わず手に取ってしまった。見ているだけで引き込まれてしまう、心がざわついてしまうような廃墟の写真がたくさん。錆び付いた建物に、取り残されたような生活感。見入ってしまった。2016/07/31
ふろんた
5
廃墟本!2015/11/21
岬
3
初めてみた廃墟の写真集。廃墟って、面白い。パクリ疑惑が出ているらしいが、私としては見て楽しめればそれでいい。大人の事情は大人たちが解決するだろう。2012/04/08
なまもの
3
人は、美を作ることは出来るけれど、朽ちていく美を表現することはできない。文中にも書いてあったことだが、全くその通りで、過ぎていく時間、過ぎて行った時間と言った本来「形作れないもの」が具現化しているのが、廃墟なのかもしれない。2010/02/11