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叢書〈倫理学のフロンティア〉
表現の“リミット”

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  • サイズ B6判/ページ数 295p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784888489492
  • NDC分類 316.1
  • Cコード C0312

内容説明

他者、芸術、メディアをめぐる表現の問題を、柳美里裁判や憎悪表現、戦争報道、プライヴァシー問題などの具体的事例に即しながら徹底解読。表現の自由の限界とそれが孕む暴力性を鋭利に分析。

目次

1 他者と表現の「リミット」(現われの消去―憎悪表現とフィルタリング;傷つける表現;憎悪の再生産―ヘイト・スピーチとメディア空間)
2 芸術と表現の「リミット」(アドルノとエンツェンスベルガー―「アウシュヴィッツ」以降の表現をめぐって;文学的表現と応答性―柳美里『石に泳ぐ魚』裁判と「表現の自由」;「ヘテロ」セクシズムと表現の「リミット」;戦争報道写真―惨劇を再現することの困難性)
3 メディアと表現のリミット(パロール・エクリチュール・メール―デジタル・メディア時代における言語;「顔」をめぐる倫理と政治―顔認識における四つのイメージ;表現の自由と人格権と―『週刊文春』事件の衝撃;大衆の欲望と表現の「リミット」―『ビッグ・ブラザー』考)

著者等紹介

藤野寛[フジノヒロシ]
1956年生まれ。フランクフルト大学哲学部学位(博士)取得。哲学・倫理学専攻。高崎経済大学教授

斎藤純一[サイトウジュンイチ]
1958年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程単位取得退学。政治理論・政治思想史専攻。早稲田大学教授
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