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目次
ヨーロッパ伝統絵画からの出発
新世界の絵画
文明の境界
人間の秩序と自然の象徴
唯一のものそしてその他
現実の変形 モダンアートの画家としてのホッパー
エドワード・ホッパー(1882~1967)その作品と生涯
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こきよ
64
日常の情景でありながら、ともすれば無機質で虚無的な印象を観る者に与えるホッパーの作品。自然と文明の境界云々の難しい論考はさて置き、洗練された構図とクールな色彩は、ポップアートのそれでありながら、所謂コマーシャリズムに蝕まれきっていない、最後の印象派(広義的な解釈をすれば)なのかもしれない。2015/01/24
ケディーボーイ
32
ホッパーの絵は一見写実的だがどこかに違和感があると思っていた。 マグリットの「光の帝国」のような幻想感といえばいいのか。 その感覚は本書で指摘されている「鑑賞者には、事物がガラスの向こう側にあるように見える」隔離感によって想起させられてるのかもしれない。 どこかで個展やらないかなぁ。観に行きたい。2022/05/11
ののまる
11
静止してる不気味さというか、え?とこちらが一次停止して戸惑う感じがすき。しかし、どうしてこう解説って難解に書くんだろう。2019/12/09
Wisteria
6
文は流し読みして画集として眺めました。絵には詳しくないけれど、好きですね、ホッパー。図書館でこの本を開いた時から何故か胸が苦しくなりました。閑散としている、と言えばいいのでしょうか。青い空と乾いた空気と、人が少ない。古い絵なのに、まるで人口が減ってしまった未来都市のように見えます。無感情な人々の表情がより一層想像を掻き立てます。何故だかこの絵の風景を見た事があるように思えて。2015/08/04
misui
6
アメリカの精神を象徴する記号空間を展開し、さらに象徴からファンタジーの世界へと足を踏み入れる。この本は論考部分がかなり邪魔なので、いずれ別の作品集を手元に置きたい。2014/09/06