ディスカヴァー携書<br> 電子書籍の衝撃―本はいかに崩壊し、いかに復活するか?

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ディスカヴァー携書
電子書籍の衝撃―本はいかに崩壊し、いかに復活するか?

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  • サイズ B40判/ページ数 303p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784887598089
  • Cコード C0236

出版社内容情報

キンドルに続き、アップルiPad 登場。それは、本の世界の何を変えるのか?電子書籍先進国アメリカの現況から、日本の現在の出版流通の課題まで、気鋭のジャーナリストが今を斬り、未来を描く。

内容説明

『2011年 新聞・テレビ消滅』!?では、本はどうなる!?キンドルに続き、アップルiPad登場。それは、本の世界の何を変えるのか?電子書籍先進国アメリカの現況から、日本の現在の出版流通の課題まで、気鋭のジャーナリストが今を斬り、未来を描く。

目次

第1章 iPadとキンドルは、何を変えるのか?(姿勢と距離から見る、コンテンツとデバイスの相性;キンドルの衝撃;これ以上ないほど簡単な購入インターフェイス ほか)
第2章 電子ブック・プラットフォーム戦争(ベストセラー作家が電子ブックの版権をアマゾンに;電子ブック、ディストリビューターの広がり;出版社勝算なき抵抗 ほか)
第3章 セルフパブリッシングの時代へ(アマゾンで、誰でも書き手の時代到来!?;ISBNコードを取得する!;アマゾンDTPに、アカウントを登録! ほか)
第4章 日本の出版文化はなぜダメになったのか(若い人は活字を読まなくなったのか?;ケータイ小説本がなぜ売れたか?;ケータイ小説は、コンテンツではなくて、コンテキスト ほか)
終章 本の未来(電子ブックの新しい生態系;書店の中にコンテキストをつくった往来堂書店、安藤哲也さん;なぜ、未来の書店像として広まらないのか? ほか)

著者等紹介

佐々木俊尚[ササキトシナオ]
1961年生まれ。早稲田大学政経学部中退。毎日新聞記者、月刊アスキー編集部を経て、フリージャーナリスト。総務省情報通信タスクフォース委員。ITジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

114
2010年発行。本棚整理目的。当時キンドルを購入しワクワクして使い始めたが、現在は紙の書籍に落ち着いた。2021年出版業界は3年連続でプラスに転じたが、紙が1.3%減、電子が18.6%増と主に電子コミックが売れているらしい。個人的には独立系の書店の発信力がソーシャルメディアなどで目にすることが多くなり、自分の興味に合った多様な本に出会う確率が高くなった気がしている。iTuneでアップルがもたらした音楽のフラット化のように、本の世界でもプラットフォームを確立することで読者との新たなマッチングするのが理想的。2022/08/29

はる

28
出版されたのが2010年なので情報古め。ただ、著者の見ている目線は正しく、まさに今電子書籍化されまた再出発している本が多数だよなと感じる。リパッケージ化って大事よね。そして読者にフラットに本が行き渡るようにというのは今からもっと現実になっていくんだろうかと本への期待が高まる。。。2024/01/23

James Hayashi

28
ジャーナリスト、10年著。 確かに活字離れが進んでいるのでなく、多くの人がネットで情報を吸い上げている事は疑いのない事実。しかし書店の数の激減はさらに書籍の売り上げを減じる事だろう(01年から19年迄で半減)。これについて論じていないことはタイトルに反するが10年の著なのでやむを得まい。出版社が軒並み潰れる事はないが、販売方法の変更は余儀なくされる。現状の日本独特の取次を知れた事は大。2020/02/24

佐島楓

22
今の仕事を始めて最初に勉強用に購入した本。たぶん自分の小説はこちらの流れだろうなと思っていたら、そのとおりになってしまった。セルフパブリッシングの仕組み、海外での電子書籍流通などが参考になった。何より出版にはさまざまな可能性があるんだよと教えてくれた。著者には感謝したい。2013/02/26

しろ

20
☆7 電子書籍についてはこれからも常に気にしていく話題だからとりあえず読んでみた。とにかく感じたのは、これからの出版文化は不安と期待が半々にあるということ。音楽業界にみられるように、電子化によって形態などが変わっていくのは確実だと思う。その変化を出版業界にとってプラスにするかどうかは、電子書籍だけでなく、全体の現状をよく把握した上での改変が必要だと思った。印象に残ったところは、フラット化のところで、確かに今の読書の好みは広く点在していると思う。だからそういった細かいジャンルを大切にして、しっかり伸ばして2010/11/27

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