ディスカヴァー携書<br> ずるい!?―なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか

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ディスカヴァー携書
ずるい!?―なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 197p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784887597792
  • NDC分類 335.5
  • Cコード C0234

内容説明

1998年長野オリンピック、日本のスキージャンプ陣はビッグジャンプを連発し、輝かしい結果をおさめた。その直後、欧米人が主導する国際競技委員会は新ルールを導入、日本人ジャンパー達は不振の時代を迎えた…。「ずるい!」「またかよ!!」なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか?この苦々しい思いから脱却するにはどうすればよいのか。

目次

はじめに 日本人はルールを守りすぎて損をしていないだろうか?
第1章 なぜ私たちはルール変更を「ずるい」と思うのか?
第2章 実際に「ずるい」を味わってみる
第3章 ルールを変えれば本当に勝てるのか?
第4章 ルールがあってこそ成長する
第5章 ルール作りのプリンシプル

著者等紹介

青木高夫[アオキタカオ]
本田技研工業(株)勤務。現在、渉外部門にて、税制・通商など国内外の自動車産業に関わるルール作りに参画。海外でのビジネス経験が長く、豪州・英国での駐在期間を通じ、販社開発・企業合併・多国籍部門のマネジメントに携わる。この間、海外でのレース活動にも関与。実業でのアイデアを求め、欧米のビジネス書を発掘・翻訳する他、講演活動などを通し、様々な業種のビジネスパースンと幅広く交流する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Roko

9
ルールを守るということ自体は正しいことですが、それに縛られてしまっては仕方ありません。時と場合によってはルールが意味を成さない事もあります。ルールを誰かに作られてしまって自分の方が不利になるなら、自分もルール作りに参加すればいいのですが、日本人はそういう行動に出ようとしない民族なのです。選挙に無関心、ブラック企業がはびこる、パワハラ、などなど、ルールに縛られるのが当然と思い込んでいる日本だからこそ、そういう問題が多いのです。これじゃマズイんじゃないって疑問を持たないと、命を落とすことだってあるんですよ!2010/06/14

Rie

7
スポーツなど、ルール改定によるジャパンバッシングという話はよく聞くが、ずるい!で終わらせてしまわずルールへの関心を持ち、ルール作りから参加していくべきというのが主旨。事例なども用い、軽く楽しく読めるが、その分話が雑多な印象。と思ったら最終章でうまくまとめている。ビジョンを明確に理解してこそ、制約は成長の糧となる。ルールという制約自体を否定していないのが良かった。2015/01/12

yamikin

6
欧米人はルールを作成することまでが勝負に含まれているというプリンシパルが根付いている。だから日本人はビジネスの世界でもスポーツの世界でもルールを変更されてしまいがちだ。だが、ルールの変更は即、敗北を意味しない。その目的を分析し効率的に対策を立てることが肝要なのだ。そして最終的には自らもルール作りに参画して独占に甘んじず「公益」を生み出す者が真の勝者たり得る。読みやすくまた身にしみて痛感する内容。特に非対称関係下において立場の弱い者はルールを分析することがめっちゃ大事、って話は参考になる。2010/03/20

ふろんた

5
★★★★2017/10/23

shigoro

5
日本人は憲法ですら1度も変えたことがなく、ルールを絶対的なものと考えすぎている。しかし、今までルールの中で、如何に効果や能力を発揮できるように追及して、ルールを変えた経験もなければ、ルールを考える概念も乏しい。だからルールを守るのはそのままにしつつ、ルール作りへも積極的に参加する。そして今作られそうなルールに対して有利か不利かを理解して、維持か変えるかを利益になる方へ持っていかなければならない。 2011/09/11

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