ディスカヴァー携書<br> 「婚活」時代

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ディスカヴァー携書
「婚活」時代

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  • サイズ 新書判/ページ数 197p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784887596238
  • NDC分類 367.4
  • Cコード C0236

内容説明

「パラサイト・シングル」「格差社会」で知られ、「報道ステーション」等のテレビ・新聞・雑誌でもおなじみの気鋭の家族社会学者山田昌弘教授と、結婚・恋愛・少子化をテーマに圧倒的な質量の取材と執筆・講演活動を続けるジャーナリスト白河桃子。今、日本で、結婚と恋愛の実態とその解明を語らせたら右に出る者のいない両氏による本書は、驚くべきスピードで進む晩婚化・非婚化の要因と実態を明快にリアルに伝え、まさに、『「婚活」時代』以前と『「婚活」時代』以後と時代を二分する衝撃の書といえよう。が、本書の本当の斬新さは、これが社会学の本であると同時に、具体的な「婚活」の方法と各種サービスの賢い活用法までを網羅した、いわば「婚活のすすめ」とも呼ぶべき実践の書ともなっている点かもしれない。

目次

1 「婚活」時代の到来
2 結婚したくてもできない!
3 「婚活」前時代vs「婚活」時代
4 彼と彼女が結婚できない理由
5 結婚したいのにできない社会的要因
6 現代日本、「結婚」と「婚活」の実態
7 四十歳からが結婚適齢期?三十五歳からの婚活
8 成功する婚活

著者等紹介

山田昌弘[ヤマダマサヒロ]
中央大学文学部教授。1957年東京生まれ。1981年東京大学文学部卒。1986年同大学院社会学研究科博士課程退学。専門、家族社会学。愛情やお金を切り口として、親子・夫婦・恋人などの人間関係を社会学的に読み解く試みを行っている。2006年「格差社会」で流行語大賞トップ10受賞

白河桃子[シラカワトウコ]
東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。少子化ジャーナリスト&ライター。『AERA』『日経ビジネスアソシエ』『プレジデント』、ほか女性誌に未婚、晩婚、少子化や恋愛、女性インタビュー等の記事を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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まる

51
この「婚活」時代を乗り切るために、といった部分での主張は根拠が乏しかったような気もしますが、結婚したいという意思はありつつも結婚していない人が多いというのも事実なのでしょう。少子化対策という面でも重要な点ではあるので勉強になりました。今は多くの自治体も婚活支援を始めた時代。今後はどうなっていくんでしょう。結婚を控えている身としては、家事や仕事の分担に関するすり合わせ等、きっと今後不満が生まれるんだろうなと思ってはいながらもとりあえず考えないでおいた部分を的確に突かれ、不安を掻き立てられました。2016/03/29

ふろんた

22
本書が出てからもう10年近く経過してますが、生涯独身者は増える一方ですね。得られる情報が増えたがために条件も比例して増えている。男性の方がドロップアウト傾向にあるので、女性が積極的に動くしかないのかな。この本を真に受けると、仮に自分が離婚したとしても、再婚に苦労しない気がする。2017/11/13

haruka

19
名著 「なぜ選ぶたびに後悔するのか―選択の自由の落とし穴」を思い出した。ジャムの法則ともいうが、自由を手に入れ選択肢が増えたら、人は何を選べばいいのか分からなくなる。結婚も同じで、見合いか職場でセッティングされていた70年代頃まで人は大多数が自動的に結婚していたという(個人的には不幸なシステムに思えるが)。結局、女性は「自分より稼ぐ人」を求めるがそれを満たす男性は少ないことと、男性は共働きを求めるがその割に家事育児をしないことが非婚化の原因だと読めた。いくら平等を掲げても、本能のアップデートは難しいと。2023/12/30

katoyann

18
2008年刊。未婚化社会におけるミスマッチの原因を分析している。今起きているのは結婚格差と恋愛格差であり、女性からモテる男性が一極集中になってしまうという現象だ。結婚市場において男性の魅力は経済力とコミュニケーション力にあるとする。恋愛や結婚におけるジェンダーロールが男女共に保守的だから起こるミスマッチだが、現在も未婚化現象は継続している。なお、本書はモテるために男の人ができることといった具体的な話はあるが、雇用保障など本来は未婚化の要因であるはずの労働政策への言及が殆どない。少し物足りない。2024/03/27

UC

15
積みから読了。一年前、友人が読んでいた本です。友人曰く、自分はこういうものを読んで、考えるのが好きとの事。自分はやはり、人が読んでる物、そしてそれを読みながら何を考えて、何を見ているのかを理解するのが好きなようです。さてさて、作者の女性は「婚活」という言葉の生みの親だそうです。恋愛や家族という、学問の形をとることが出来ないものに対しての考察はやはりおもしろいですね。人の数だけ意見があって、どれも正解にはならないというのは、永遠と考えてられます。それにしても「女性から狩りにいきなさい!」は少し寂しいなぁ。2017/01/28

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