山いっぱいのきんか

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 28cm
  • 商品コード 9784887500778
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

33
勤労の意味と価値。日々の積み重ね。近道はない。然るに煩悩。楽をしたくなるのも人の常。中国の昔話とのことだが、人の欲に国境はないですね。(笑)”オチ”が動物の愚痴!可愛い戒め。絵は、油絵調。どこか日本昔話を彷彿させる。お月様の表情が印象的。最後のページはブレーメンの音楽隊みたいだなぁ。2013/08/04

あおい

18
山の神様が月の光に金貨をさらす日に偶然出会ったランフー。神様に貰った金貨3枚では物足りずもっともっと欲しがった為に…。欲張ったらダメダメ。2016/01/27

つき

10
後悔先に立たず。欲張りすぎるなっていうのが、ストレートに伝わる中国の昔話。 動物にまで呆れられるって、よっぽどの強欲よね。2018/01/15

うずら

9
太田大八さんの絵、大好き!森の様子が美しい。お話の方は今ひとつ2023/01/27

なつきネコ

9
月夜に金貨の道を見つけたランフー。貰った金貨で満足すればいいのに、欲を出し一家つれて金貨を取りに行くと、なくなって損をしたという典型的な昔話。しかし、善人がいず出てくる人が皆が欲深い。このあたりのたくましいさは中国人らしい。だから、別の見方をすると経済発展するわけだと納得。そういえば、登場人物も、欲深さを窘めてはいない。儲けの最大の利益を狙うのではなくちょうど良い利益を見極めろという訓戒の逸話にも読めてくる。なるほど、中国史を鑑みても最大利益を追いすぎて国を潰す人間も出てくるし。なるほど中国らしい昔話だ。2022/08/13

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