幼い子の詩集 パタポン〈2〉

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  • サイズ A6判/ページ数 157p
  • 商品コード 9784887470293
  • NDC分類 911.58
  • Cコード C0092

出版社内容情報

冒頭に来るのは草野心平の「春のうた」。

ほっ まぶしいな。
ほっ うれしいな。
みずは つるつる。
かぜは そよそよ。
ケルルン クック。

石井桃子さん訳ロセッティの「ボートは川を走っていく」、阪田寛夫さんの「へびのあかちゃん」、まど・みちおさんの「水はうたいます」など収録。
大人が読んでもさまざまな発見があって楽しい、詩の宝石箱です。

田中 和雄[タナカカズオ]
編集

目次

春のうた(草野心平)
ガイコツ(川崎洋)
ボートは川を走っていく(クリスティナ・ロセッティ)
水はうたいます(まど・みちお)
島(A.A.ミルン)
くるあさごとに(岸田衿子)
親父とぼくが森の中で(デイヴィッド・マッコード)
クロツグミ(高村光太郎)
もしも春が来なかったら(与田準一)
朝がくると(まど・みちお)〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆうゆうpanda

48
幼い子の詩集その2です。今度の前書きには『はなのすきなうし』が引用されています。「牛とはいうものの~好きなようにしておいてあげました」まさに私がレビューに抜き出した部分について語られていて嬉しくなりました。子供向けのものは大人の鑑賞に堪える、いや、それ以上に上質なものを。「木は囁いているのだ ゆったりと静かな声で 木は歩いているのだ 空にむかって 木は稲妻のごとく走っているのだ 地下へ~木 ぼくはきみのことが大好きだ」『木』田村隆一より一文引用しました。大好きだと照れずに言えること。大人にも子供にも大事。2016/09/14

へくとぱすかる

40
2冊目を読んでも、やはり谷川俊太郎さんの作品はいいと思う。「おおきくなる」は、どこかで使えそうだし、読んでよかった。意外によかったのは、村野四郎の「にじ色の魚」。実存・虚無的な作品の多い詩人だけど、こんな素直に読める作品もあったのかと。そういえば卒業式でよく歌われた「巣立ちの歌」は村野さんの詞によるもの。そういう面の感性を発揮した作品なんだなあ。2018/11/09

ぼんくら

27
【「瀬田貞二」生誕100周年】イベント♪幼い子の詩集その②。編者、田中さんのまえがきがいい。詩にはみな、生まれてきたときの物語があるという。最初に載っているのは草野新平の「春のうた」。声に出したい詩がいっぱい。『幼い子の文学』の中で紹介されていた「ボートは川を走っていく」が石井桃子さんの訳だったということで載っています。2016/04/21

ゆき

17
うみとわたし/コップのうた/どんどんほったら/アリくん/おおきくなる/2018/06/10

みよちゃん

6
前書き、良かったです。内容もどれも胸にしみてきました。雑誌子どもと本には毎回,北原白秋が編集指導した児童自由詩集成・1933年刊が連載されています。その時代の子どもの様子が飾りのない気持ちをあらわしていて、また、白秋の意見、指導があって、励みになったろうなあと、羨ましくおもいました。2016/06/01

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